三味線コラム -No.16-梅雨時の三味線のお手入れ法。

皆さんこんばんは。

いま東京は梅雨ですね。
梅雨は三味線にとって一番悪い時期です。
色々な不具合がでます。
三味線の場合秋から冬がいいですね。湿度が少ない方が具合がいいです。
象牙の場合は湿度があった方が、割れにくいので、いまの時期はいいんですよね。

梅雨になりますと、「糸巻きが動かなくなった。」と言うのをよく聞きます。
他の季節にはほとんどないのですが、この梅雨時にはよくこのように糸巻きが動かなくなったと言うお客様が修理にいらっしゃいます。

糸巻きは黒檀や象牙が多いいので、こうゆう自然の素材は湿気を吸って、膨らみます。
そうしますと糸巻きが糸巻き金物に食い込んで動かなくなってしまいます。

この場合ですが、絶対に無理をしてはいけません。
無理に動かそうとすると糸巻きが折れてしまいます。
象牙の糸巻きを折ったら高いですからね。気をつけましょう。

対処法ですが、当店が奨めるのは、乾燥させる事ですね。
ドライアーの温風を糸巻き金物の部分に当てます。
すると乾燥しますよね。時間はいろいろですが、ある程度当てたら、ひざゴムを持って、
糸巻きをだましだまし動かしてみます。
動けばOKです。

もうちょっと気長にやる方法は、クーラーを入れて、三味線を置いておきます。
最低5〜6時間は置いておかなければいけないと思いますが、そうしますと、乾燥して、動くようになります。

この糸巻きを動かす時に糸巻き金物も一緒に動いてとれてしまう事があります。
でも大丈夫です。
これは三味線屋さんに持っていけば直してくれます。

以上の方法で動かなければ三味線屋さんに持っていって下さい。
ちょっとお預かりになりますが直します。

くれぐれも無理しないで下さいね。
糸巻き折れちゃいますからね。

この時期は三味線を弾いたら、糸巻きをそのままにしないで、糸巻きを緩めておきましょう。

亀ちゃんより。
storepresident

アバター画像

亀ちゃん(亀屋邦楽器) について

当店亀屋邦楽器に色々な取材の依頼や修学旅行の学生さんがいらっしゃいます。 その時の取材や訪問の様子を掲載しております。また亀屋が注目する邦楽の話題を提供します。メールで私に演奏会の紹介して頂ければ載せていきたいと思います。(邦楽の演奏会に限ります。)ぜひ覗いてみて下さい。亀屋邦楽器(http://www.e-kameya.com/)
カテゴリー: コラム パーマリンク

三味線コラム -No.16-梅雨時の三味線のお手入れ法。 への1件のフィードバック

  1. 棚田啓子 のコメント:

    長唄三味線二丁、エアコンの部屋に6時間。
    おかげさまで無事に糸巻きが動きました。ありがとうございました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください