日高洋輔の奮闘記その百六十三”琴の糸締め”

三味線亀屋 日高洋輔の奮闘記その百六十三”琴の糸締め”

琴の糸を張るには、”締め木”という丸い棒を使います。材質は樫の木や紫檀の木を使い、テコの原理で糸を限界まで引っ張り、雲角の部分で糸を止める。


琴は龍に見立てて各部分の名称がつけられていて、

“口前”(くちまえ)は
龍の口に例えられ、


その真ん中の部分は”龍舌”(りゅうぜつ)と呼ばれています。
 木目は龍の鱗にたとえられ、

龍頭(りゅうず)や龍角(りゅうかく)、龍眼(りゅうがん).上足(かみあし)、龍尾(りゅうび)などと呼ばれます。

昔の琴の糸は絹糸でできていて、ある程度演奏すると糸が切れる場合が多かったのですが、現代ではテトロン糸を使用するので、ほとんど切れなくなりました。
学校の教育、授業などにも、日本の文化が見直され、現代の小、中学校では必修の授業などで和楽器に触れる機会が少しずつ多くなって来てるように思います。
私が小、中学生の頃には学校で琴や三味線にふれる機会は全く無かったように思うので、これからも子供たちが日本の伝統文化として和楽器に触れる機会が増えていったらいいなと思います。

三味線亀屋 日髙

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