みなさんこんばんは。三味線亀ちゃんです。
皆さんゴールデンウィークは如何でしたか?
私はリラックスできましてリフレッシュできました。
今日からまた亀ちゃんブログ再開です。
最近左利き用の津軽三味線を作りましたので皆さんに紹介します。
昔から左利き用の三味線はあった様なのですが、
昔は左利きの方でも右利きの方と同じ三味線を使うのが普通で、
当店でも作ったことがなかったのですが、
最近は、稀にですがご注文いただく様になってきました。
やはり津軽三味線を作ることが多いいのですが、
これには理由があると思います。津軽以外のジャンルですと、
三味線を2人以上並んで弾くことが多いいので一人だけ左利き用の三味線を構えると、
三味線の向きが逆になって舞台で綺麗に三味線が並びません。
舞台の並びの見た目が悪いですよね。
左利きの三味線は特注になりますので、
高いお金を払って舞台で使えないのでは意味がないので
あまり作らなかったのではないでしょうか。
その点津軽は1人弾きも多いいですし立って弾くこともあるので、
あまり抵抗感がないのだと思います。
作る側からですと基本変わらないのですが、糸巻き金物の位置が逆になります。
糸巻き金物は、大きい金物と小さい金物を対にしてつけるのですが、
付ける位置が右利きと逆になります。
糸も逆につけますので、東さわりの位置も逆になります。
胴掛けも逆です。
継手の向きなどは同じですので、通常文化譜の4のポジションに、
上棹と中棹の継ぎ目が来るので眼で確認できるのですが、
左利き用ですとこの継ぎ目が逆側になるので見る事が出来ません。
まあ印などを自分で付ければいいとは思いますが。
構えるとこうなります。
これはですね、私は右利きですのでとても弾く事が出来ません。(笑)
左利きの方が普通の三味線を使う苦労が分かると言うか・・・・
難しいです。
ギターもポールマッカートニーが左利きのギターを使って、
普及した様ですので、三味線も有名な演奏家が使うと、
一気に普及するかもしれませんね。
今回お買い上げ頂いた左利きの三味線は台湾の方でした。
とても気に入って頂いて、今回のブログにご自身の画像を掲載する事を、
心良く許可して下さいました。ありがとうございました。(^^)/
三味線亀ちゃん
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