三味線亀屋 日高洋輔の奮闘記その百六十二”三味線角穴調整”
三味線の胴と棹を接合する角穴の具合が長い時間をかけて、ゆるくなる場合があります。
糸を張ってない状態だと、胴が抜けて床に落ちてしまい破損してしまうケースも。
そのようなお三味線は、角穴をしめる修理が必要です。
胴をはずして、角穴にかいものを詰めてしっかりと固定。
普段、下棹と胴は外れないように調整してあるので、
棹の鳩胸と胴との間に隙間がもしできてきたら、
お手数ですが三味線屋に持ってきて頂けたらと思います。
棹と胴を繋ぐにはちょっとしたコツが必要となり、無理にはめようとすると、棹を痛めてしまうケースも、、、。
皮の張り替え修理をして棹と胴をつなぐ時に
角穴をきつくする機会がとても多いので、
年限のたっている三味線は一度点検してあげると、更に末長く、お使い頂けると思いますd(^_^o)
三味線亀屋 日髙