三味線コラム-No.319. 撥皮って少しはがれませんか。

みなさんこんばんは三味線亀ちゃんです。

最近大変ありがたい事にこちらのブログを見ていると声を掛けられます。
大変嬉しくてブログを書いていて本当〜〜に良かったなと思う瞬間なのですが、
今回のブログはブログを見ているお客様との会話で出てきたテーマです。

撥皮ありますよね皮の上に付いていて撥が皮に当たる所にある白い紙のようなものが
撥皮です。

この撥皮の取り替え方は何度かブログでも取り上げたのですが、
撥皮って自然に部分的に剥がれたり、初心者の方がよくやるのですが
撥先に引っ掛けて剥がしてしまう事があります。
これを綺麗にしてほしいとお店に来る方がいらっしゃるのですがこれはご自分で直す事ができると思います。

こちらの直し方を今回はブログのテーマにしたいと思います。
今回は撥剥がれの部分をやってみますね。

以上なような物をご用意ください。
フォークやスプーンで良いですのでなるべく柄の部分がギザギザではなく平な柄の形状の
物が良いと思います。

撥皮糊をまずは剥がれた部分に差し込みます。
多くても構いません最後には拭き取りますので。


それをですね竹のヘラが1番良いのですが通常ご家庭にはないと思うのでスプーンやフォークの柄の部分で巻き上がった部分を元に戻すようにこそいでください。
この時ノリが撥皮に残ると凸凹するので平らになるように、こそいでください。


そうしましたら白いタオルではみ出た糊を拭き取ってください。
その時にすこし水分を含ませると撥皮が馴染んで上手く付きます。
付ける水の量は唾を付けた位の少量で結構です。
水の量が多すぎると皮が変色したり皮を付けているノリが湿度で取れてしまう事が
まれにあります。


以上のように綺麗に撥皮が修復できます。
やり方は津軽三味線の撥皮の剥がれも同じです。

ぜひ困ったときはやってみてください。

次回は自然に剥がれた方を付け直ししてみようと思います。

三味線亀ちゃん
https://e-kameya.com/

カテゴリー: 2024年, コラム, 未分類 | コメントする

三味線コラム-No.318. 可愛い指かけご紹介します。

皆さんこんばんは。三味線亀ちゃんです。
最近演奏会のフライヤーをたくさん頂くようになりました。
うちの業界が盛り上がっているのが嬉しい亀ちゃんです。

さて今回は家にいる可愛い指かけ達をご紹介します。

こちらはですね当店が依頼して手作りで編んでもらっている指かけです。
指掛けを付けると人差し指の所に花が咲いているんですよ〜〜いいでしょ!
これは機械編みではできないですよ。色のセンスも良いし私は好きです。
問題はたくさん出来ないところです。
津軽用も作って頂いているのですが現在売り切れです。
今あるのは画像の色だけです。

こちらは機械編みなのですが二色の指掛けです!
私は好きですね〜〜〜
おしゃれじゃないですか。
白の入り方が良いですよね〜〜
ず〜〜と単色の指かけを見てきたので新鮮ですね。

私新しい物が好きなのであまり新製品が出ない業界ですが新しい物があると仕入れちゃうんですよね〜〜

流石に単色の指掛けが売れるのですがこちらの指かけちゃんも可愛がってくださいね〜〜〜

三味線亀ちゃん
https://e-kameya.com/

 

カテゴリー: 2024年, コラム | コメントする

三味線コラム-No.317. 東京都世田谷区の生涯大学で講義をしてきました。

みなさんこんばんは。三味線亀ちゃんです。
寒い日が続いていますが明日は節分で日曜日は立春ですね。
いよいよ春が近づいてきてます。
私春が一番好きな季節ですので楽しみです♪

さて今回は先日2024年1月24日(水)に東京都世田谷区池尻の世田谷区の建物がやがや館で
三味線について臨時講師として講義をしてきました。

何度かブログにも書いているのですが
コロナ前は父がやっていたのですがバトンタッチで今回は私がやりました。
なにしろ初めてのものでどうなることやらと思っておりましたが
なんとか無事にすみました。


生徒の皆さんはみなさん私より年上ですので私が話すのもおこがましいのですが、
皆さん真剣に聞いて頂いて大変ありがたかったです。

三味線の材料とか江戸時代の三味線を持ち込んだりして三味線の歴史とか成り立ち
特徴などを話させていただきました。

こちらは撥の違いについて話しているところです。
右端にはチラッと沖縄三線が見えますが沖縄三味線と本土の三味線の違いについて
話もしました。みなさん真剣に聞いてくださってます。
質問も色々受けまして有意義な講義をさせていただきました。

90分の講義なのですが前半は私が話しまして後半はお客様の桂小すみ様にゲストで出演して頂いて楽しく締めていただきました。
小すみさんは現在注目の演奏家で大忙しなのですが亀屋さんならと来ていただけました。
大変ありがたいです。


さすがプロの演奏家ですね!
時間内で楽しく生徒さんの反応を見ながら曲をチョイスして
演奏してくださいました。
改めてお聞きしましたが上手いな!というのが第一印象です。
一緒に聞かせて頂いて得しましたね(^^)

人前で話すのは難しいな!と感じた亀ちゃんでした。

注)桂小すみ様にはブログに画像の掲載の許可を頂いております。

三味線亀ちゃん
https://e-kameya.com/

 

カテゴリー: 2024年, コラム | コメントする

三味線コラム-No.316. 天神金物について。

みなさんこんばんは。三味線亀ちゃんです。
新年おめでとうございます。
お正月は如何だったでしょうか。

私はゆっくりしておりました。
今年は新年営業からお客様がいらっしゃってくださっております。
いよいよ本当にコロナ明けしたのかなと思っています。

さて今回は天神金物について書きます。
天神金物は下記の画像のように天神の糸巻きの入る部分に付いている物です。

この金物ですが細口、太口、義太夫と主に三種類あります。
義太夫用は特に大きく厚いので分かりやすく津軽三味線にも使われております。
細口と太口は少し分かりにくいと思うのですが、細棹と中棹に付いている天神金物
は大きさが違います。

それに伴って細棹と中棹に付ける糸巻きも変わってきます。
時々安い三味線に中棹なのに細口の金物が入っていて太口に入れる糸巻きが付いている
事がありますが、私から見るとおかしな組み合わせで違和感がありますし、
使いにくい糸巻きになると思います。

あまり一般の方は気にしないかもしれませんが知識として持っておいたほうがいいと思います。

今年もどうぞご贔屓にお願いいたします。

三味線亀ちゃん
https://e-kameya.com/

カテゴリー: 2024年, コラム | コメントする

令和5年(2023年)本年も大変お世話になりました。

みなさんこんばんは。三味線亀ちゃんです。
亀屋邦楽器は12月28日(木曜日)を持って本年の営業を終了いたしました。

皆様には本年も大変ご贔屓頂いて大変ありがとうございました。

(^_ _^)

今年の秋から冬にかけて本日まで忙しく仕事をさせて頂きました。
ありがとうございました。
コロナ禍の影響も少なくなってきまして、
演奏会お稽古等コロナ禍前に戻ってきたかなと実感しております。

新しい三味線等も少しずつですが売れるようになって参りました。
みなさんがいよいよ前に踏み出してきていることをひしひしと感じております。

亀屋邦楽器は新年令和6年(2024年)は1月9日(火曜日)9:30から営業いたします。

どうぞ来年も亀屋をご贔屓にお願いいたします。
みなさんのお顔を来年拝見することを楽しみにして本年は終了いたします。

三味線亀ちゃん
https://e-kameya.com/

カテゴリー: 2023年, ご挨拶 | コメントする

三味線コラム-No.315. べっこう撥についての考え。

みなさんこんばんは。
今日は全国的に寒いようですね〜〜
あんなに夏暑かったのに季節は必ず巡ってくるのですね。
今年最後のブログになります。どうぞよろしくお願いします。

前回象牙撥について買いたので今回はべっこう撥について書きたいと思います。
三味線の撥は多様な種類があります。
それだけ撥は三味線を弾くために大切なんだな〜〜
と思います。

演奏家の方によっては三味線より撥を重視している方もいらしゃいますからね。
べっこう撥は主に津軽、地唄、民謡三味線の音楽で使いますね。
地唄三味線は舞台用ではなく練習用で使いますね。

べっこう撥は”しなりがよく出る”というのが最大の特徴でしょうか。
このしなりを利用してみなさん弾きますので、
楽器屋さんはこのしなりを演奏家に合わせて作れるというのが腕の見せ所です。
先を削るのか根本の方を削ってしなりを出すのか。
撥の事が分かっていないとうまくしなりは出せません。
脇の部分のカーブを変えてしなりを替えることもあります。

ですので新しい撥を買うならば大きめで厚めのべっこう撥を買うと後から直せますので
おすすめです。
今なかなかべっこう撥は材料がなく厚くて大きな撥は少ないですが、
楽器屋さんに相談するといい撥を持っているかもしれませんよ〜〜

中古でいい撥があればもちろん”買い”ですが、べっこうは柔らかいので減るのが象牙より
早いですので状態の良いべっこう撥は少ないのが現状です。

もし持っているならば大事に使ってください。
べっこう撥は落として撥が欠けても他のべっこうをそこに付ければ象牙と違って
またその部分で弾く事ができますので、諦めずに相談してください。
色々やりようはありますから。

最近あるお客様が三味線を使って眠る時に流す音楽を作ろうと思っていると、
お聞きしました。
わたしすぐに合点がいきまして、三味線は自然の材料でほとんど出来ているので、
多分寝る時には最適なのではないかと思いましたしきっといい音楽ができるのでは
ないかと期待しております。

今年は皆様にご贔屓頂いて大変ありがとうございました。
今年は一年おかげさまで忙しくさせていただきました。
今も年内の仕事の事が頭を駆け巡っております。(笑)
ご来店くださった方に”ブログ見てます!”と言われるのが何よりのモチベーションです。

三味線の事は大概書いておりますので疑問がありましたら検索してみてください。
何かヒントになる事が書かれているかもしれませんよ〜〜〜

来年平成6年(2024年)は1月19日(金)に書き込もうと思っております。

三味線亀ちゃん
https://e-kameya.com/

カテゴリー: 2023年, コラム | コメントする

三味線コラム-No.314. 象牙撥についての考え。

みなさんこんばんは。三味線亀ちゃんです。
12月だというのに暖かいですね〜〜
昨日は暦の上では大雪ですよ。
昔修行先の親方と新宿花園神社の酉の市に行きましたが、
二の酉の時にはずいぶん寒かった記憶があるのに・・・
今年は本当に暖かいですね。(^^)

さて今回は象牙撥の私の感じる事を書きます。
撥は大事です。演奏家によっては三味線より撥の方が大事という方もいらっしゃいます。

撥の弾きやすさで演奏のしやすさも大分変わってきます。
新しい撥は大きめ厚めに出来ているので使う方の好きなように
撥の形を作っていけるのですが、中古撥はすでに以前使った方に合わせて
出来ているのであまり手を加えられません。

その代わりすでに完成品になっているのでその場で使って選ぶ事ができます。
自分に合った撥を自分で分かるというのは少し難しくて例えば師匠の使っている象牙の撥が自分が使いやすいかというとそうゆう事はないんですよね。

それは体格、撥の弾き方、技量によって変わってしまいますので、
自分自身に合っている撥を探さなくてはいけません。

”そんなの分かるか!”と思うかもしれませんが選び方のヒントはあります。
まずは師匠さんに相談してみる。師匠さんは一番お弟子さんの事が分かっているので
色々アドバイスしてくださると思います。

そこで”三味線屋さんに相談してみなさい。”と言われたら私たちの出番です。
その際はぜひ今使っている木撥でもプラスチック撥を持ってきてください。
象牙撥を持っていればさらに良いですが。
まずはそれがヒントになります。

それを頂くと使っている方の撥の大きさがわかりますし撥先の好みもわかってきます。
それで曖昧でもいいので今使っている撥の使用感をお知らせ頂くとさらに理解が深まります。

新しい象牙の撥ですとすこし甘え部分を残しておいて撥を作ってそこから本当のお好みに
修正していくのですが。
中古の象牙撥ですとそれは出来ないので(出来る物はします。)手持ちの中古撥の中から、
合う撥があればお勧めいたします。

中古で合う撥があればお得だと思います。
しかし昔の撥は小さく先が薄い撥が多いいのでなかなか今時の撥は少ないのですが、
当店には色々中古の撥があるのでそこから選ばせていただきますが、
無い場合は”今は無いです。”と申し上げております。
弾く方に合わない撥を無理に売ってもその後不満が出たり信頼を失ったりしますので
そこは慎重にやっているつもりです。

いい撥が出たら教えてと言って予約のようにして頂く方もいらっしゃいます。

最初は分からないと思いますが撥は自分の技量を上げてくれるお道具ですので
ぜひ少しこだわって使うといいと思います。(^^)/

三味線亀ちゃん
https://e-kameya.com/

カテゴリー: 2023年, コラム | コメントする

三味線コラム-No.313. 江戸時代の三味線の胴。

みなさんこんばんは。三味線亀ちゃんです。
今日はブログ遅くなってすみません。
銀座にコンサートを聞きに行っておりまして遅くなりました。
銀座のヤマハホールで井上鑑『ラプソダイズ・アコースティック』
を聞いてきました。

二十五絃の箏と十七絃の箏も共演しておりまして良い気持ちで聞いてきました。
良い音楽を聞いたので豊かな心になっております。

さて今回は前回からの胴の裏書の件で江戸時代の裏書が出て参りました!

文政5年とあります。なんと1822年です。ペリー来航が1853年ですから
幕末が始まる31年前になります。まだ天下泰平な時代ですね。
牛三月吉日とあります。文政5年は丑年です。江戸時代はこの様に干支でも書いたのですね。

池田屋さんとありますね。どちらの池田屋さんなのでしょうか?
左下に花押の様な文字があります。
古文書の様ですね。
江戸時代は花押を入れたのでしょうか。
こちらの胴にも中央部に彫った跡があります。
少し胴に手を加えていますね。

さらに

こちらは文政3年とあります。
こちらは1820年です。先ほどの胴より2年古いですね。
隣に寅と書いてあるので私干支かと思いましたがこの年は辰年なので
下の字が読めませんがお店屋さんの名前(寅屋?)なのでしょうか。
こちらの胴も中央部に彫跡があります。
この様なやり方が当時は多かったのではないでしょうか。
明治から昭和初期ぐらいまでこの様な仕上げをよく見ます。

さすが我が国の民族楽器!古いものも残ってますね。
物持ちの良い国だな〜〜と思う亀ちゃんです。

三味線亀ちゃん
https://e-kameya.com/

 

 

カテゴリー: 2023年, コラム | コメントする

三味線コラム-No.312. 三味線の胴の裏書~続き。

みなさんこんばんは。三味線亀ちゃんです。
立冬も過ぎましたのに暖かい日が続きましたが
いよいよ週末から寒くなってくる様です。
寒くなってきますと三味線が一番良く鳴る期間となりますので
みなさん楽しんでください。(^^)

さて前回の胴の裏書の続きですが

こちらは大正7年(1918年)の裏書がありますね。
1918年と言いますと第一次世界大戦があったごろでしょうか。
105年前になりますね。
三味線はよく持ちますね〜〜〜
大正や昭和の初期の三味線はいまでも普通に修理します。
胴で言いますと今の胴と比べると薄いですね。
三味線は軽かったと思います。
持ち主は八王子の方だった様です。
八王子はいまでも花街がありまして三味線が盛んな所だったのだと思います。
縦横に溝が彫ってありますがこれも少しでも音を良くしようと言う取り組みだと思います。
綾杉彫の胴に近づけようと言う事だと思います。

こちらは大正10年(1921年)102年前ですね。
大正浪漫の時代でしょうか。自由な雰囲気があった時代でしょうね。
こちらは三味線を納めた楽器屋さんの名前が入っていますね。
こちらのお店の名前が入っているのもよく見ます。
こちらは綺麗に綾杉彫が入っています。
三味線の胴は古くなるほど綾杉胴は少なくなります。
当時では貴重な三味線だったと思います。
こちらも前の三味線の胴と同じ位の薄い胴です。

こちらは北海道の札幌の楽器屋さんの屋号が入っています。
年代は特定できませんが胴の渦巻がはっきり出ていますので
材料はいい材料ですね。
前出の二丁の胴よりもかなり新しいと思います。
やはり戦後になると胴の材料(花林材)の質はかなり良くなってきます。


こちらは中嶋までは見えますがあとは私は判読できません。
こちらはかなり古い胴に見えます。
こちらはですね胴に傷?を付けた跡があります。

これはおそらくなのですが綾杉の代わりにやったのではないでしょうか?
まあこれはこの職人さん独自のアイデアだと思います。
あまり見ません。
今やったらお客様に怒られると思います。(笑)
少し赤くなっている部分がありますがこちらは赤漆を使った跡ではないかと思います。
と言う事は漆を使うのが上手い関西の方で作られたのかな?
とか想像は膨らみますね。

色々先人は努力しているのだなと思った亀ちゃんでした。

三味線亀ちゃん
https://e-kameya.com/

カテゴリー: 2023年, コラム | コメントする

三味線コラム-No.311. 三味線の胴の裏書。

みなさんこんばんは。三味線亀ちゃんです。

秋も深まってきましたね〜〜
昼間は暖かいですが朝晩は寒いですね〜〜
服装に困ります。

着物は着ていて良い時期になりましたね。
着物を着てお稽古に行こう!とゆう感じでしょうか。(^^)

さて今日は古い三味線を少し整理した時に胴に裏書があるものがありましたので
ご紹介します。

最初に私これを見つけたんですね。

『亀屋』!と書いてあります。
当店も亀屋ですので身内かな!?と思ったのです。
しかし名前がおそらく製作者なのですが『河崎清助』となっております。
私『芝崎』と言う姓なので違いますし家の本家筋は『篠田』と言いますので
これも違いますので。

家の筋とは違う亀屋さんだったのだな〜〜と思っております。
昔は亀屋、菊屋、柏屋、鶴屋等はごく一般的な屋号でしたからね。

今のお店の近くにも和菓子屋さんの亀屋さんがあります。

昔はこの様に制作年月日や製作者や店舗を裏書する事がありました。
今はほとんどしません。
日本の職人はあまり名前を残すことに熱心ではないのかもしれません。

胴に裏書がありますとある程度古い三味線だと言う事ができるかもしれません。
裏書があるという事は当時ある程度の三味線だったと言う事だと思います。
練習用の三味線にあまり裏書入れませんから。

しかし時々三味線を持っていた方が記念に日時を入れて裏書をしているのを見る事があります。
これはまた違う動機で裏書がしてあります。
昔は物を買う事は今よりずっと貴重な事で記録を残すほどの事だったのだと思います。

私が修行をしていた時の師匠は見習いの時に楽器が売れると赤飯が出たと言ってましたので楽器が売れると言う事はとても珍しい事だったんだと思います。

この三味線にはあと『溝』が彫ってあります。
これも今の三味線ではやら事なのですが、昔の人は良い音にさせようとして色々やったみたいですね。

今は綾杉彫と言うのが胴に彫ってある場合がありますが、昔ももちろんありましたが
昔はとても高価でしたのでこの様に胴に溝を付けた物を時々見ます。

少しでも音を良くしようと言う職人の想いが伝わる様です。
昔の三味線で思うのは楽器の出来が大きく違う事です。
素晴らしい三味線は見惚れるほどの三味線がありますが
ひどい出来のものも正直あります。

昔は職人がたくさんいたので一丁いくらと言う出来高で賃金を頂いていた
職人はたくさん作らなければいけなかった様です。

以上今回はこれぐらいにして次回は色々な裏書をお見せしようと思ってます。

三味線亀ちゃん
https://e-kameya.com/

カテゴリー: 2023年, コラム | コメントする