みなさんこんばんは三味線亀ちゃんです。
今日は紅木七変化というお題です。
最近荒木(材料)から三味線を何本か作っているのですが、
みなさん作りたての紅木の三味線て、赤いんですよ。
赤くなり方がその木によって違うのですが、最近作った長唄の三味線が見事に、
赤く仕上がったので見ていただきたくて、このお題にしました。
その三味線が以下です。
赤いでしょ。
皆さんなかなか作りたての三味線を見る機会が少ないかなと思いまして、ご披露しました。
部分部分黒い所がありますよね、しばらく置いておくと、この黒い部分が広がってきて、
全体が黒くなってきます。
私はこの赤い時の紅木の三味線が好きでして、何か木目やトチが奥から浮き出るように見えて、幻想的で綺麗なんですよね。
それに短い期間しか楽しめないと知っているので、何か愛おしいです。
これから少し前に作った津軽三味線をお見せしますが、大分黒くなってきてきます。
大分黒くなっているでしょ。
天神の部分なんかほぼ黒くなっています。
空気や光に触れていると黒くなってきます。
黒の矢印の部分だけ赤いですよね。これは、右の写真のように、三味線を置いてあったので、三味線スタンドの取っ手の裏側になっていたので、赤く残ってしまったのです。
ですので、満遍なく黒くするように、時々三味線の向きを変えて、置いておきます。
ある程度で、黒色に変わるのを止めたかったら、袋か何かに入れて、保管しておきます。
そして最終的には下の写真のように黒くなります。
三味線を近くで撮り比べてみました。
上が初めの作りたての三味線、下が最後の黒い三味線です。
同じ紅木の三味線色が全然違いますね。
色がこんなに変わっていく木は珍しいのではないでしょうか。
面白い木ですね紅木って!(^^)/
次回は一回休みで8月24日(木)ごろ更新予定です!
三味線亀ちゃん
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