みなさんこんばんは。三味線亀ちゃんです。
8月7日は立秋でしたね。
世田谷区は少〜〜〜し涼しくなったような気がします。(^^)
気温は同じなのですが体感が違うような気がしてます。
さて最近駒が壊れたから見て欲しいと言われることが多いいので
駒の壊れる所はある程度決まっているので色々な駒の壊れ方のお話したいと思います。
今回は長唄・端唄・民謡などに使われる舎利駒・象牙の駒が壊れた場合です。
このコマは全体的に薄く華奢に作られているので壊れるとなかなか直す事は難しいのが
正直な所です。
①は調子を高く取り過ぎて糸のテンションで潰してしまう事があります。
例えばC (4本)にしようとして一オクターブ上でとろうとして潰れてしまう事があります。折れると接着が困難ですので直りません。
②も同様な理由で折れますが強く駒を持って折ってしまうこともあります。
こちらも接着が困難で直りません。
③は正しく駒を持たないと矢印の部分が剥離してしまうことがあります。
糸から外す時に片方側だけ持って外そうとすると壊れる事があります。
こちらも細いので接着が困難で直りません。
④この部分はとても薄く作っているので象牙の場合が多いいのですが乾燥したりすると
割れてしまいます。
ある程度経年劣化の部分もあるので防ぐのは難しいのですが割れ方によっては音には
影響がない場合もあり気付かないで使っている方もいらっしゃいます。
⑤はちょっとした事で角が欠けます。落としたりしてしまった時などにも欠けます。
しかし大きく欠けなければ影響なく使える場合が多いいです。
以上駒はある程度壊れる所が決まっていますので正しく駒の取り外しをすることを心がけましょう。
練習しない時も駒をつけっぱなしにしていると①と②のような割れ方をするので
駒は使わない時は外しておいた方が無難です。
駒が壊れると三味線は弾けませんので予備の駒は持っておいて良いように思います。
次回以降にも他の駒の事も書きますね。
さて次回のブログは夏休みの為にお休みで次回のブログは9/6(金)の予定です。
当店は今年は8/11~15までお店を閉めます。
お気をつけください。
それでは皆様も夏休み楽しんでくださいね〜〜〜〜
三味線亀ちゃん
https://e-kameya.com/