三味線コラム -No.200 譜尺について。(三味線亀ちゃん)

みなさんこんばんは。三味線亀ちゃんです。
今回のコラムで200回です!
なんとこの私が200回もコラムを書けたなんて!
びっくりです。

最近このコラムを見てくださっている方々から、
”見てますよ!面白いですね。”って言われることがあります。

嬉しいですね!

演奏家ではなく楽器屋視点での文章が珍しいからでしょうか。
色々な面から見た方が興味深いですものね。
これからもよろしくお願いいたします。(^^)

さて今回は譜尺について書いてみましょうか。
譜尺(ポジションシール)は三味線の棹に、楽譜に書いてある
番号や文字を貼るシールです。
代表的には文化譜の譜尺です。
文化譜はギターのタブ譜のように抑えるべきポジションが書いてあります。
開放弦が0で棹の上から1,2,3・・・と書いています。
例えば3の糸の2のポジションを押さえるように楽譜に書いてあると、
譜尺に書いてある2の番号の所の3の糸を人差し指で抑えます。

三味線の楽譜は統一の楽譜が無く流派やジャンルによって書き方が異なります。
譜尺もそれぞれ異なります。
今回は長唄の譜尺を紹介しますね。

一番下が先程紹介した文化負の譜尺。
これは皆さんも見たことがあるのではないでしょうか。
津軽、民謡、端唄、小唄等も文化譜表記の楽譜がほとんどです。

真ん中が長唄の研精会で使われている譜尺です。
研精会の本は黄色い表紙の縦書きの本ですね。

一番上は長唄の佐門会のいろは譜の譜尺です。
“いろはにほへと”で楽譜が書かれています。

もう少し拡大して見ますと。

文化譜尺はポジションが一列書かれているだけですが、
研精会譜尺は1,2,3,の弦毎に数字か書いています。
いろは譜尺も弦ごとにひらがなが書いています。

面白いですね。全然違いますね。

私は文化譜しかあまりよく分からないので、あまり他の譜尺について言えないのですが、
研精会譜は唄の方にも便利なようです。
研精会譜は唄本としても使われています。

いろは譜も使っている方には便利なようです。
長唄の場合各流派で流派の楽譜が多くあります。
今日聴いたのですが今藤派の楽譜は文化譜に近いそうです。
私は見たことが無いですがそうすると横書きですね。

当店に色々譜尺があったので皆さんに紹介したくて今回コラムに書きました。

三味線のお稽古は楽譜無しで暗譜のお稽古の期間が長かったので、
私が若い頃でも楽譜は使わない先生方が多くいました。

唄方は楽譜が見れるのに三味線方は暗譜なんて不公平だ!
なんて言う方もいますが(笑)
やはり楽譜を見てしまうと頭が下を向いてしまうので、
無い方が格好がいいなとは思います。

そんなことを言っても私も楽譜を見ていましたが(恥)

でも最近は現代音楽などで新しい作曲の曲などもやりますので、
楽譜は必要ですよね。

楽譜ができてお稽古がやり易くなったのは事実です。
楽譜と譜尺は皆さんうまく使いましょうね。

こんな茶紙に書かれた文化譜尺が本に挟まって売っていたこともありましたよ。

三味線亀ちゃん
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亀ちゃん(亀屋邦楽器)

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