みなさんこんばんは。 三味線亀ちゃんです。
今日は譜尺のお話の続きです。
前回は長唄の譜尺のお話でしたが譜尺は他のジャンルの
三味線用にもあって、
地唄用というのもあります。
長唄の文化譜尺は0(ゼロ)が開放弦で1・2・3・・・となっていきますが。
地唄の譜尺は1が開放弦で2・3・4・・・・と一つずつズレます。
下の勘所にいきますと、
長唄の文化譜は開放弦の一オクターブ上は10と表記されますが、
地唄の場合は開放弦の一オクターブ上は1に戻ってその横に点がつきます。
私は長唄を習ってからその後地唄のお稽古をしたのですが、
この表記の違いに最初は少し戸惑いました。
つい文化譜の方でとっさに押さえてしまいました。
でも地唄の方ってあまり使わないんですよね。
当店でも地唄の譜尺売っているのですがほとんど売れないです。
その他ですと民謡では一寸五分短い三味線を使うのですが、
一寸五分短用の譜尺もあるんです。
家には一寸短三味線用の譜尺が有りました。
それからすると昔は色々な譜尺があったように思います。
沖縄三線ですと楽譜は工工四ですので、また違うのですがこちらも譜尺と言うかは
分からないのですがポジションシールは有るんですよ。
バイオリンにもポジションシールがあるようですので、
やはりフレッドの無い弦楽器は正確に勘所を抑えなければいけませんから、
やはり慣れるまでは必要なのですね。
それでは寒くなってきましたが皆さん風邪には気をつけてくださいね。
お唄が歌えなくなりますよ。(^^)
三味線亀ちゃん
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