三味線コラム -No.14-亀屋のこだわり。(修理篇)

みなさんこんばんは。

今日は私たち亀屋邦楽器の修理にたいするこだわりを書きます。
三味線の修理は皮の張替えが一番多いいのですが、当店はメールや電話で、張替えのご依頼があった時は、胴の部分でなくて、三味線の棹もなるべく送って頂きます。

なぜかと言いますと、三味線は全体のバランスがとても大事な楽器です。
三味線の張替えだけをしても、張替えをしたのだからいい音が出ると思って音を出してみても、いい音がしない時が結構あります。

それは三味線全体のバランスが狂っているのです。
一番はハが悪い事が多いいと思います。ハとは駒をかけた時に弾く部分の糸と胴の皮の部分(撥皮が張ってある所)との距離が広かったり狭かったりする時(ほとんどが広い)があります。そうしますと、いくら皮を張替えてもいい音がしません。

三味線の棹(中木部分)を直してハを適正な寸法にしてあげなくてはいけません。

あと棹の反りですか、三味線の棹は弾く部分(棹の面と言います。)が定規を置くと真っ平らではなく、少し中央が隙間が空いています。この隙間が空きすぎたり、逆に中央が高くなったりします。(逆反りしていると言います。)そうしますと、いい音が出ません。逆反りしていますと、三味線らしい音が全く出なくなる時もあります。ですのでこれも直してあげなくてはいけません。

サワリも重要ですよね。皮張りをして音をだして、良いあんばいにサワリが付くと、とてもいい音が出ます。でもサワリが良くないとちっともいい音が出ません。ですので、サワリを調整していいサワリにします。

あと糸巻きの具合も重要です。糸巻きが思う所で止まらないと、糸巻きを動かすたびに、やりにくいので肩が凝りますよね。糸巻きが悪いと使いにくい三味線になってしまいます。

当店は皮張りをしましたら、その棹の以上の4点を最低限チェックします。
当店は必ず修理が仕上がりましたら、三味線に糸をかけて音だしをします。
その時に三味線のバランスや音をチェックして、いい音が出ないと、棹をチェックしたり、棹の状態が良ければ皮を再度張り替えたりします。

皆さんも張替えをして音があまりよくなっていないようでしたら、ぜひ棹のバランスを疑って下さい。張替えをすれば音が以前よりよくなるのが普通です。
何か『ん?』と思ったら、亀屋に持ってきて下さい。
音がよくなるまでお付き合いさせて頂きます。

三味線を送った事がない方は当店に梱包の方法のページがあります。
そこには三味線のたたみ方が動画で載っていますので、ぜひ参考にしてみて下さい。

亀屋三味線梱包のページ

三味線がいい音がしないのはもちろん演奏する方の技術もありますが、三味線自体の能力を十分出せていない事も結構あります。

私たちは毎日三味線と向かい合い、いい音を出そうと懸命に努力してます。

当店の男のスタッフは皆、職人ですのでぜひ一度ご連絡して下さい。
三味線のお悩みにいつでもご相談に載ります。

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亀ちゃんより

亀ちゃん(亀屋邦楽器) について

当店亀屋邦楽器に色々な取材の依頼や修学旅行の学生さんがいらっしゃいます。 その時の取材や訪問の様子を掲載しております。また亀屋が注目する邦楽の話題を提供します。メールで私に演奏会の紹介して頂ければ載せていきたいと思います。(邦楽の演奏会に限ります。)ぜひ覗いてみて下さい。亀屋邦楽器(http://www.e-kameya.com/)
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