皆さんこんばんは。
今日は自分に合った三味線を使いましょうと言う事をお話しします。
そもそも自分に合った三味線とは?
三味線ですから、良い音がするのが一番ですよね。でもとなりのお友達の三味線が良い音がしているから、それを借りて弾いてみても良い音がするとは限りません。
なぜでしょう?
それはその借りた三味線が借りた人には合っていても、自分には合っていないのです。
三味線は、ジャンルによって大体サイズが決まっていますから、そのジャンルの三味線を買えば問題ないと思いますが、そうでもないんですよ。
『弾く方の体に合った三味線を選ぶ事が大事です。』
例えば女性の方が、硬い木のプロ用の三味線を持つと、弾きにくくて嫌がられます。
なぜかと言うと、硬い木は重いですので、長く弾いていると、疲れたり肩が凝ってきます。音は硬い木程よいのですが、弾く方の体格に三味線が合っていないのです。
女性のお稽古なさるような方は、ほどほどの硬さの、木目が綺麗な三味線の方がずっと使いよい場合が多いいです。
このように年齢・性別・体格等によって、合う三味線は人によって違います。ですので、となりの人の使い良い三味線が、自分も使いよいとは限らないのです。
毎日お稽古する時に使う三味線も演奏会用の紅木の三味線より練習用の少し細めの花林三味線の方が、使いやすい場合があります。(音はもちろん紅木の三味線の方が良いです。)
この場合は毎日練習するのに軽い三味線の方が、長時間練習するのに、疲れないと言う意味です。
よくお年をとった方が、今まで使っていた三味線が、重く感じるようになったと言う事をよく聞きます。
それは年齢による体力の衰えによって、三味線が合わなくなってきているのです。その場合少し細身の、木も軽い三味線をお薦めすると、とても喜んで頂けます。
なので家は、お客様と直接お会いして、その方になるべく合った、木の質や硬さの三味線を、なるべく薦めるようにしてます。
直接お会い出来なくても、お話しさせて頂いたりして、なるべくその方に合った三味線をお薦めします。
場合によってはお弾きになる三味線のジャンルより少しはみ出した寸法の三味線を薦める時があります。
弾きやすいのが一番ですからね。
皆さんも色々三味線を触ってみて自分に合った三味線を探してみて下さい。
亀ちゃんより
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