三味線コラム -No.64-べっ甲撥の厚さ

皆さんこんばんは。

世間は明日のギリシャ戦に向けてワールドカップで盛り上がっていますが、
今日も私は三味線の事を語りたいと思います。

今日はべっ甲撥の厚さのについてしゃべりたいと思います。
皆さんがべっ甲撥を買う時はどのような基準で買いますか。
通常はべっ甲の柄を見て買う方が多いいようですが、
べっ甲の厚さにも気をつけてみては如何でしょうか。
結構撥先のべっ甲の厚さは違うんですよ。
下の津軽三味線のべっ甲撥の画像を見て下さい。
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結構べっ甲撥の厚さが違う事が確認出来ると思います。
べっ甲撥の先の厚さは、好みですのでどれがいいと言う事は一概には言えないのですが、
もし撥選びに迷うようでしたら、厚い方がいいと思います。
なぜなら、厚い撥は薄くする事が出来ます。
ですので迷うのであれば厚い方の撥を買った方がいいと思います。

あと結構長さとかも違うんですよ、
140620bekkoubachi02
違いますよね。
別にどちらがいいと言う事は無いのですが
長さも弾いた感じが変わってきますので、知っていれば比べてみて、
撥を選べばいいと思います。

撥の手元の太さも違う場合があります。
140620bekkoubachi03
こちらも知っておくと撥を選ぶ時の参考になると思います。

以上なような事を知りつつ、撥を選ぶと自分に合った撥を見つけることができると思います。
撥はこれがいいと言う物はありません。自分に合った撥が一番いい撥です。
初心者の方は、何を選んだら分からないと思いますので、後々撥を修正出来るように、
撥先が厚かったり、大きめの撥を選んだ方がいいかなとは思います。

もちろん指導の先生の選ぶ撥は、生徒さんの事を分かっているのでいいと思います。

撥の修正は通常買ったお店がやるのが普通です。

津軽のべっ甲撥を例に出しましたが、他のジャンルにも同じ事が言えると思います。

あくまでも私の考えですので、参考にして下さい。

http://www.e-kameya.com/
亀ちゃんより

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