みなさんこんばんは。
今日は、日本の胡弓について書きます。
日本の胡弓と書きましたが、『胡弓』と言えば日本の胡弓の事なのですが、
皆さんは胡弓と言うと中国の『二胡』の事を指していると思う方が多いいようです。
ネットで『胡弓』と検索すると二胡と日本の胡弓が混ざって表示されます。
胡弓は日本では珍しい擦弦楽器です。
糸を弓でこする事で音を出す楽器です。
バイオリンまさに擦弦楽器。ヨーロッパでは色々擦弦楽器はありますが、
日本では胡弓以外私は知りません。
アジアですとモンゴルに馬頭琴がありますね。
世界各国にありますが、ヨーロッパで特に発達している印象があります。
日本は弦楽器の三味線が発達しました。
民族によって楽器の好みもあるのでしょうか。
面白いですね。
胡弓の形は三味線を小さくしたような楽器です。
三味線の形をしていると言うのが面白いです。
家にも胡弓展示してあるのですが、”子供用の三味線ですか?”
と時々聞かれます。
無理もないです、そっくりですから。
家は胡弓を展示してまして実際に弾けたり出来るので、
当店に胡弓を見に来店したりメールでのお問い合わせがあります。
富山県で越中おわらと言うお祭りがあるのですが、そのお祭りを見て胡弓をやりたくなったと来店する方もいらっしゃいます。
音を聴くと哀愁を帯びたいい音色です。
今は三曲と言うと琴、三味線、尺八ですが、浮世絵等を見ると、
尺八の代わりに胡弓が入っています。
幕末の浮世絵師 葛飾応為の三曲合奏図を見てみて下さい。
胡弓が入っています。
いつの頃からか、尺八に変わったようです。
胡弓を弾きたい方は増えてきているように思うのですが、
最大の問題は入門書が特にありませんし、指導者が少ないのが悩みです。
まだまだ習う方が少ないのでしょうか。
入門書を出そうとする出版社がありません。
指導環境が整えばもっとやる方が増えると思うのですが、
何とかならないかなと思ってます。
興味のある方は当店に遊びにきて下さい。
実際に弾いてみる事も出来ますよ。(^^)
亀ちゃんより
http://www.e-kameya.com/