三味線コラム -No.97 亀屋商品の紹介”和紙”

みなさんこんばんは。
今日は家で売っている商品を紹介したいと思います。

今回は”和紙”をご紹介します。
家では張替えをしてくださったお客様には新しい和紙を付けてお返ししています。

と言うのは三味線の皮に和紙はとても良いと思っているからです。
和紙は湿気を吸ってくれます。

せっかく皮を張り替えたのに、和紙が古くて湿っていたら、皮が緩んだり破れたりすると嫌ですからね。

家では普通和紙ともみ和紙を売っています。
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左がもみ和紙で右が普通和紙です。

もみ和紙は表面が凸凹していまして強いと言うのが特徴です。

こちらが普通和紙
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これがもみ和紙
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少し凸凹感が分かると思います。

このもみ和紙が最近よくなりました。
去年の秋頃にガラッと変わりまして、少し寸法が大きくなり紙質が格段に強くなりました。

今までは三味線の胴には胴掛けゴムやひざごむの代わりに胴に貼り付けるゴム(胴ゴム)に
もみ和紙がひかかってしまって、破れてしまうことがあったのですが、
大きさが少し大きくなったので、ひっかかりにくくなりました。
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普通和紙より大きいでしょ。
長唄三味線を置いてみました。
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その上紙質が強くなっているので、今までのもみ和紙と比べると破れにくくなっています。

ですので今、うちで売っているもみ和紙はオススメですよ。

あと三味線を弾いた後みなさんどうしてますか?
家では最低限和紙に入れることを推奨しています。
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三味線を弾かない時はこのようにして、三味線を保存してもらえればと思っています。
この上に胴袋や長袋を入れてもらうとさらに良いと思います。

当店が和紙を売る場合ビニール袋も付けるます。
内側の湿気は和紙が吸い外側の湿気はビニール袋が遮断すると言うわけです。
あと画像にあるように口元を紐でギュっと締めてもらえると外の湿気が入らないので、
さらによいです。

家は最近このような状態でお客様にお渡ししてます。

このように和紙は三味線の皮の状態を保つのに重要な役割を果たしています。
(画像はクリックすると大きくなります。)

当店の和紙のページ
http://www.e-kameya.com/product/accessory/washi.html

亀ちゃんより
http://www.e-kameya.com/

 

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亀ちゃん(亀屋邦楽器) について

当店亀屋邦楽器に色々な取材の依頼や修学旅行の学生さんがいらっしゃいます。 その時の取材や訪問の様子を掲載しております。また亀屋が注目する邦楽の話題を提供します。メールで私に演奏会の紹介して頂ければ載せていきたいと思います。(邦楽の演奏会に限ります。)ぜひ覗いてみて下さい。亀屋邦楽器(http://www.e-kameya.com/)
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