みなさんこんばんは。
関東地方も梅雨入りしまして、いよいよ雨の季節本番ですね。
今回は前回から続いて梅雨時の三味線のお手入れについて書きます。
前回は三味線の保存方法について色々書きましたが、今回は保存するときに便利なグッズを紹介します。
まずは桐の胴板です。
前回から何度か桐の製品が出てきますが、桐はそれこそ江戸時代から、湿度を調整するのに日本では使われています。
桐の箪笥なんかは有名ですよね。
桐は殺虫効果もあるので、着物を入れるのにも最適なのでしょうね。
この桐の胴板を皮の両面に入れて和紙を被せて保存すると、良いと思います。
桐の胴板に切れ込みが入っている物がありますが、切れ込み部分は音緒が収まる様になっています。
次に現在家のオススメのフレッシュシートという商品があります。
桐の胴板と同じ様に使っていただいて結構なんですけど、私は和紙とビニールの間に入れてます。
ハードケースの中に敷くという使い方もあります。
梅雨の時期は桐の胴板と併用して使っても良いですね。
お値段も手頃でオススメですよ。(^^)
音ぶくろという商品もあります。
こちらは、シートではなく袋の中に湿度調整剤が入っていますので、
前回紹介した立て箱やタンスの中に入れてもらうとか、ハードケースの中に入れるとかできます。
梅雨時は糸の管理も気をつけてくださいね。
糸が湿気ると音が悪くなるし、キレやすくなります。
私のオススメはお茶缶の中に糸を入れて、おせんべい等に付いている乾燥剤を一緒に入れておくと、湿気が防げます。
糸は管理がよければ何年も置いておいても使えますから。
乾燥剤について気をつけるのは、使用期限を超えて使うと、かえって湿気を出してしまうので、気をつけてください。
冬場になったら一度点検するのも良いかもしれません。
梅雨時から秋の台風シーズンが終わるまで、少し湿気に気をつけてください。
練習するとき雨の日は練習用の三味線、晴れた日は演奏会用の三味線を使うなど、
少し気をつけてもらうと、長く快適に三味線を使えます。(^^)/
亀屋胴板、乾燥剤のページ
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亀ちゃんより
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