皆さんこんばんは。三味線亀ちゃんです。
寒い日が続いてますね。
あまり寒くなると、お店に来る方が少なくなってしまいますね。
寒中は三味線には良くて張り替えなどはやりやすくていい時期です。
さて今日はさわり溝について書きます。
さわり溝とはどこか?
ここです。
すこ〜〜し切れ込みが入っていますね。
ここがさわり溝です。
東さわりを使っていない三味線は、さわり溝に一の糸を入れてさわりに糸が触れることで、”び〜〜ん”というさわり音が出ます。
最初にみなさんにお渡しする前には、三味線にさわり溝はついていないんですよ。
この状態で糸をかけてもさわりは付きません。
ここにナイフでさわり溝を付けて、さわりに一の糸が触れることで、さわりが付くようにします。
この塩梅が難しい。
そもそもさわりの付き方には好みがあります。
ですので、ある程度さわりが調整できるようにさわり溝を作るのですが、
駒の高さや音の高さなどで、さわり溝の深さが変わってきます。
ですので、当店にいらっしゃるお客さんには使っている駒や、音の高さを聞くようにしてます。
さわり溝の深さや長さによってさわりのつきやすさが変わってきます。
ですので、三味線のさわりを作るときに、家はさわり溝がどのようになるかと考えながら、さわりを作っています。
皆さん普段あまり気にしていないかもしれませんが、さわり溝はさわりをつける影の主役なんですよ。
次回につづく〜〜〜
三味線亀ちゃんより
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