皆さんこんばんは。三味線亀ちゃんです。
今日は指掛けについて書きます。
指掛けですが、皆さん三味線を弾く時に左手の親指と人差し指に入れて、
三味線を弾いて勘所を押さえる時にスムーズに滑らせる時に使う小物です。
昔は皆さん着物を着ていたので着物の”たもと”を持って指掛けの代わりにした人もいるようですが、いつしか指掛けができました。
最初は皆さん手編みで作ったようですが(今でもご自分で編む方がいます。)、今は機械編みの指掛けを売っています。
最近色々な指掛けが出てきましたので、皆さんにご紹介したいと思います。
津軽以外の三味線ですと指掛けは現在3種類あります。
以上のように、小、中、大とあります。
手は私三味線亀ちゃんの手ですが、私の手は男性の中ではやや小さいほうだと思います
指も細めです。
私の場合は中で丁度良いのです。
ご覧のように小ですと少し指の開きが制限されますし、大ですと開きすぎて、三味線の棹を持った時に、指掛けが余ってしまいます。
よく”私は指掛けの大きさはどの位ですか?”とお客さんに聞かれるのですが、女性男性に限らずほとんど”中で大丈夫です。”と答えます。
指掛けはゴムが織り込んであるので、伸縮しますので、ほとんどの方の手に合います。
しかし男性の手の大きい方や女性の指の長い方ですと指掛けは大の方が使いやすいようです。
うちの従業員に、手は大きくないのですが指が太い者がいますが、彼なんかは指掛けは大の方が収まりがいいように思います。
ね、良さそうでしょ。
それと今までは中と大しか指掛けはなかったのですが、最近”小”という指掛けができました。
というか昔は子供が三味線を習うことが多かったので、”小”の指掛けがあったのですが、
子供が三味線を弾くことが少なくなり、指掛け小がなくなってしまいました。
しかし子供さんや女性の手の小さな方は中の指掛けだとダブダブしていかにも使いにくそうなんですよ。
それで3~4年前でしょうか、ある問屋さんと話して、”指掛けの小を作って欲しい!!”
と話していたら、作ってくれました。
まあ私の他にも要望があったのでしょうね。
それで指掛けの小が最近出回るようになりました。
小中大の指掛けは長さが以下のように違います。
日本人ですとこれで、ほぼ100%カバーできるのですが、海外の男の方の中には、これでも収まらない方がたまにいらっしゃいます。
”特大”が作られる日が来るのでしょうか。
今のところ私はニコッと笑い”日本人の器用なお友達に編んでもらってください。”と言っています。(^^)
ご紹介した指掛けのお値段ですが、
(小)550円(中)670円(大)750円(全て税別)です。
次回は津軽用指掛けについて書きます。
三味線亀ちゃんより
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