三味線コラム -No.139 三味線を良い音で弾くコツ〜三味線屋編(亀屋)

みなさんこんばんは、三味線亀ちゃんです。

今日はそうですね、三味線の鳴らし方をやりましょうか。

三味線を良い音で弾くのは難しいですね。
演奏家の皆さんが見事にお弾きになると本当に感動しますし、
こんな風に弾きたいなと思いますよね。

もちろん私は演奏家ではないので、見事には弾けませんが、
弾く前の準備まではできますよ。

それを今日は教えちゃいますからね。

私は3点ポイントがあると思っています。
○調子を小まめに合せる。
○さわりをよく付ける。
○皮を定期的に張り替える。
この3点ですね。

まずは調子ですよ調子をよく合わせましょう
うまく合わせられないようでしたら、チューナーを使いましょうね。
wt_30s
上記のような三味線用のチューナーを使っても良いと思います。
当店のチューナーのページ
http://www.e-kameya.com/product/accessory/tuner.html

ここがポイントなのですが、一度合わせれば良いということではありません。
小まめに調子を合わせてください。
三味線の糸は絹糸ですので、糸がよく伸びます。
舞台などに載ると舞台のライトが当たっても音が伸びます。
常に音合わせには気を配ってください。

音がよく合っていると勘所も一定になりますので、弾き易いですよ。

それからさわりをよく調整してください。
さわりがよく効いているのとそうでないのとは、全然違いますからね。
さわりを効かせるのは少し難しいかもしれませんが、先生のやり方をよく観察したりして自分でやり方を掴んで下さい。

コツとしては、2の糸と3の糸を弾いた時に1のさわりがビーンと効いていたら、良いさわりが付いています。
(3下りの時は、3の糸を引いてもさわりが付きません。)

これで弾く前の準備時はいいのですが、皮も気をつけて下さい、
ケースバイケースですが、4~5年位経つと皮は替え時でしょうかね。

演奏家の方によく”皮は破れていないけど、古くなった音がするので張り替えて下さい。”
と言われます。

音が落ちてくるのでしょうね。

皮を替えると音が良くなりますからね。
でも家ですと、張り方もいろいろ変えています。
”破れてもいいからよく張ってくれ。”とか”音はほどほどで破れないように張ってね。”とか、お客さんによって様々です。

いろいろ対応してますので、遠慮なく言ってくださいね。

三味線亀ちゃんより
http://www.e-kameya.com/

 

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亀ちゃん(亀屋邦楽器) について

当店亀屋邦楽器に色々な取材の依頼や修学旅行の学生さんがいらっしゃいます。 その時の取材や訪問の様子を掲載しております。また亀屋が注目する邦楽の話題を提供します。メールで私に演奏会の紹介して頂ければ載せていきたいと思います。(邦楽の演奏会に限ります。)ぜひ覗いてみて下さい。亀屋邦楽器(http://www.e-kameya.com/)
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