三味線亀屋 日高洋輔の奮闘記その百四十”ソリ直し”
今日は三味線の”ソリ直し”をしました。
三味線に使われてる木は自然の物ですので、長い間に目には見えませんが、木がやせたり、そったりします。
三味線の棹の表面は構造上, 少しカーブして作ってあるのですが、
今日の作業はその”ソリ”がくるってる三味線の棹をカンナやノミを使い標準の”ソリ”に直す修理でした。
棹の表面のソリ具合はとても重要で、
このソリ具合を正確にしておかないとさわりが効かなくなったり、
勘所を押さえた時に音が出なくなったりしてしまいます。
長い定規や、短い定規を何度もあてて、角度を測りながら削り、
最終的に磨き上げた時に、ちょうど良い棹のソリに仕上げるのが、なかなか難しいですσ(^_^;)