こんばんは、三味線亀ちゃんです。
皆さんゴールデンウィークはいかがでしたか。
天気が良い日が多くて、楽しめたと思います。
私も今日から、またコラムを書きます。
さて前回2丁の花林三味線を比べましたが、
今回は胴を比べてみましょうか。
三味線は自然の木で作っているので、同じものは一つもないのですが、
それでも、ある程度値段なりの胴が付いています。
胴は現在ほとんど花林材です。
胴の木目は丸く細かく巻いているほど良いとされています。
細かく巻いているという事は木目が詰まっているからですから。
色も大分違いますね。
昔は花林三味線でも胴は多少なりとも巻いていました。
そうすると今もそうですが、三味線の価格は10万円ぐらいにはなります。
三味線の価格は私が仕事を始めた約25年目からほとんど変わっていません。
それより安くお手軽にやって頂こうということで花林三味線(中)が、出るようになりました。
そうしますとやはり木目は流れてしまいます。(木目が巻いていないことを流れるといいます。)
でも皆さんにお金で三味線のお稽古を諦めてほしくないので、いろいろあることはいいことだと思います。
皆さんなかなか胴を見比べることがないと思いますので、比べると違いがよくわかると思います。
花林の胴の材料も厳しくなっていますが、なるべく良いものを仕入れるようにしています。
皆さんに三味線の値段には理由があると、思っていただければ嬉しいです。
三味線亀ちゃんより
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