三味線コラム -No.142 花林三味線の胴。(三味線亀ちゃん)

こんばんは、三味線亀ちゃんです。

皆さんゴールデンウィークはいかがでしたか。
天気が良い日が多くて、楽しめたと思います。

私も今日から、またコラムを書きます。
さて前回2丁の花林三味線を比べましたが、
今回は胴を比べてみましょうか。

三味線は自然の木で作っているので、同じものは一つもないのですが、
それでも、ある程度値段なりの胴が付いています。
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胴は現在ほとんど花林材です。
胴の木目は丸く細かく巻いているほど良いとされています。
細かく巻いているという事は木目が詰まっているからですから。
色も大分違いますね。

昔は花林三味線でも胴は多少なりとも巻いていました。
そうすると今もそうですが、三味線の価格は10万円ぐらいにはなります。
三味線の価格は私が仕事を始めた約25年目からほとんど変わっていません。

それより安くお手軽にやって頂こうということで花林三味線(中)が、出るようになりました。
そうしますとやはり木目は流れてしまいます。(木目が巻いていないことを流れるといいます。)

でも皆さんにお金で三味線のお稽古を諦めてほしくないので、いろいろあることはいいことだと思います。

皆さんなかなか胴を見比べることがないと思いますので、比べると違いがよくわかると思います。

三味線花林(中)の胴
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三味線花林(特上)の胴
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花林の胴の材料も厳しくなっていますが、なるべく良いものを仕入れるようにしています。

皆さんに三味線の値段には理由があると、思っていただければ嬉しいです。

三味線亀ちゃんより
http://www.e-kameya.com/

 

 

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亀ちゃん(亀屋邦楽器) について

当店亀屋邦楽器に色々な取材の依頼や修学旅行の学生さんがいらっしゃいます。 その時の取材や訪問の様子を掲載しております。また亀屋が注目する邦楽の話題を提供します。メールで私に演奏会の紹介して頂ければ載せていきたいと思います。(邦楽の演奏会に限ります。)ぜひ覗いてみて下さい。亀屋邦楽器(http://www.e-kameya.com/)
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