皆さんこんばんは。三味線亀ちゃんです。
さて今日は紅木三味線七変化というお題です。
知っている方もいるかもしれませんが、荒木から作ったばかりの三味線は、真っ赤な事があります。
部分的に赤かったり、赤い所と黒い所の面積の差があるのですが、
作ったばかりの紅木の三味線は赤いのです。
このように、荒木の状態では真っ黒なのですが、
今回家がご注文いただいている作ったばかりの三味線をお見せすると、
このように、赤い部分がほとんどですよね。
これがですね、ケースバイケースですが、2〜3週間ぐらい経つとこのように、
皆さんが見慣れている色合いになってきます。
なぜこのように紅木の三味線は黒くなるかと?
私は紅木の木は鉄分を含んでいて、空気に触れることで黒くなると聞いています。
(正しいかは不明)
私は赤い紅木も好きなのですが、一度全体が真っ赤の三味線を修行先の親方が納めたのですが、客席から花林の三味線のように見えると言われたと言っていたのを覚えています。
私は綺麗な三味線なのにな〜〜 とその時思いました。
紅木の三味線も真っ黒になるのと少し赤みを帯びてそのまま真っ黒にならない三味線があります。
これはですね我々は荒木の時点で分かります。
ですので、お客様に『この木は真っ黒にはなりません。』と説明します。
赤い紅木が1日1日色味が変わっていくのを見ていると、不思議な木だな〜〜
と思いますね。
まさしく七変化です。
三味線亀ちゃんより
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