三味線コラム -No.165 梅雨になりますね〜〜。(三味線亀ちゃん)

皆さんこんばんは。 三味線亀ちゃんです。

皆さん春を満喫してますか。
一年で一番いい季節かもしれませんね。
しかし梅雨が近づいていますね。
関東の梅雨入りは平年6月8日頃だそうです。
梅雨明けの平年は7月21日ごろですので、関東では一ヶ月半梅雨があります。

三味線にとっては一番嫌な季節ですね。
音は悪くなるし、皮も破れないように気を使いますし。
色々気をつけなければいけない季節です。

今回は梅雨の時の糸巻きのケアの仕方を書きます。
糸巻きは黒檀や象牙の自然素材で、できていますので、湿気が多いいと膨らみますし、冬場のように乾燥が続くと痩せて縮みます。

糸巻きが入っている金物は金属ですのでほとんど湿度に影響されませんので、金物は大きさが変わりません。
一方糸巻きは自然の素材でできているので、湿度で膨らんだり痩せたりします。
冬場は糸巻きが痩せて縮みますので、糸巻き金物に対して小さくなりますので、糸巻きが金物に摩擦して止まる力が弱まりまして、糸巻きの止まりが悪くなります。

これも困るのですが、梅雨時となりますと、湿気が大きくなり糸巻きが膨らみまして、糸巻き金物に糸巻きがガッチリ食い込んでしまい動かなくなることがよくあります。

家にも梅雨時になりますと、糸巻きが動かなくなってしまったという修理が増えます。

この場合家に持って来て頂ける方はいいのですが、急いでいたり、遠くて持ってこれない方には、色々アドバイスさせて頂いて、ご自分で糸巻きを動くようにして頂きます。

まずはドライアーで熱風を入れて頂いて、糸巻きを乾燥させて動くようにして頂きます。
短い時間で取れていいのですが、糸巻き金物が熱くなり、金物を三味線に付けている接着剤がとれてしまうことがあります。

こうなりますと糸巻き金物を三味線に取り付けるのは少し難しいように思います。

最近私が一押しのやり方はクーラーを入れた部屋に一日入れておいていただく方法です。

このやり方ですと糸巻き金物にダメージがなく、糸巻きが取れます。
お客様にも何度かアドバイスさせて頂き、うまくとれたと言って頂きました。

このやり方が、皆さんにはオススメです。
これから、湿気が高くなりますので、糸巻きが動かなくなったらやってみてください。

あとこうならない為に、三味線を弾き終わったら、糸巻きをそのままにせずに、緩めておきましょう。

最後にドライヤーのかけ方の画像を載せます。

金物の根元から。


上から。


金物の先から。

これを繰り返してください。
あまり一箇所を温めすぎると、金物がとれてしますので気をつけて。

三味線亀ちゃん
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