みなさんこんばんは。
今日は当店で作った低音の駒をご紹介します。
以前から、適当な三味線の低音用の駒が無いなと思っておりまして、
低音の駒としては、地唄の駒が流用されることが多いのですが、
こちらですと、駒が低いので、長唄や小唄の方は、弾きにくいかなと思っておりました。
小唄の方は小唄の駒の両端に十円玉を付けた方もいらっしゃいましたが、
これはなかなか低音の音が出ていいのですが、見た目があまり・・・・
材料は水牛で作りまして、駒の幅が4分5厘、高さが4分です。
これですと、音がず〜〜んと響きます。
鉛はめい一杯入れてもらって、2匁7分です。
ここまで読んでいただいて”ん!?”以前も亀屋さんこの駒作っていたよな〜〜
と思った方、鋭い!3年ほど前に作りました。
今回は鉛なしの低音の駒も作ったんです。
この駒はですね、ある先生に”鉛入りの駒もいいけど鉛なしもまた違う音色でいいですよ。”とご意見をいただいたので作ってみました。
両方ともご好評いただいていて、作ってよかったなと思っています。
画像の下の駒は、家が持っている昔の水牛の駒です。
いろいろ昔の方も、考えて駒を作っていたのだなと思います。
水牛もこのように白い物もあったのですが、今はこの飴色の水牛の材料は、
なかなかないですね。
材質的には飴色も黒の水牛も変わりませんので、音に違いはないと思います。
お値段2万円(税別)です。是非お試しください。
三味線亀ちゃん
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