三味線亀屋 日高洋輔の奮闘記その百七十”梅雨明け”
関東梅雨明けしました(^。^)例年より2日早いとのこと。梅雨明けのこの時期は熱中症患者が急増するようですので、これからさらに暑さ対策は必須ですね。
三味線もこの時期は気候の影響を特に受けるので要注意です。車に乗せて移動する時など、車内に放置して状態を悪くするケースも聞きますので、特にこの時期、梅雨明けはいつも以上に三味線に気を配ってあげた方が良い状態を維持できると思います。
気候の変化に影響を受けやすいのは、糸巻きの止まり具合や棹のホゾの締まり具合、湿度による絹糸の状態、そして胴の皮の張り具合などです。
三味線の保管場所等にもよりますが、桐箱やカバン、長袋(胴袋)、和紙袋や乾燥剤、湿度調整を上手に活用しましょう。
しかしながら、三味線の材質は自然からできてる物ですので、これだけやっておけば大丈夫というものでは無く、
日々、三味線と向き合って、大事に扱ってあげた方が結果的に良い状態を保ち、良い音を生み出してくれる物だと思います。