みなさんこんばんは。三味線亀ちゃんです。
前回書きましたがやはり東京は梅雨入りしました。
三味線の皮には一番嫌な季節です。
糸に湿気が付いたり皮も湿気を吸いますので、
音も冴えないです。(~~)
さて前回は和紙袋の重要性をお話し致しましたが、
今回は湿度調整のグッズが色々出ていますので、
ご紹介します。
まずは、昔からあるのは桐製の胴板というのがあります。
桐は桐の箪笥があるように湿度が高い時に湿度を吸ってくれて、
低い時には湿度を出して湿度を一定にしてくれます。
私は両面この胴板をしたほうが良いと思うのですが、
1枚ならば表皮だけにはしたほうが良いと思います。
1度買えば使用期限がありませんので、割ってしまわない限り、
ずっと使えます。
画像のあるように切れ込みが入っていますのでこちらに音緒を納めて下さい。
あとこれはミニ知識ですが、よく胴板に家元さん等にサインを書いて
頂いている方がいますね。
三味線を出す時にそのサインを見て気合を入れてらっしゃているようです。
これも胴板が長く使えるこそだと思います。
当店は胴板は1,000円と1,800円の2種類用意しているのですが、
安い方は桐材1枚で作ってあるのですが高い方は2枚の胴板を縦目と横目にして、
2枚合わせにしています。
この方が胴板が長い間に反ってこないので結局経済的かなと思います。
最近は湿度調整剤が入っているグッズもありまして、
こちらのシート状の湿度調整剤もあります。
これは当店は和紙とビニールに間に入れることをお勧めしてます。
こちらは2枚入って1,000円です。
使用期限は4カ月になっていますので梅雨入りしたら買って、
台風シーズンも終わって乾燥してきたら外すというような使い方が
いいのではないでしょうか。
この”音ぶくろ”も2個入りで1,000円です。
こちらはシート状ではないので例えばカバンの中に入れるのが良いと思います。
使用期間は6カ月です。
これらのグッズと和紙袋を使って例えば長カバンに三味線を入れてみますと、
この様な使用例が提案できます。
音袋の上の白い袋はなんだ?
と思う方もいるかもしれませんが時々おせんべい等の袋に入っている、
乾燥剤も入れているお客様もいるので入れてみました。(笑)
あとはですね最近お客様に薦めているのはもし三味線を2丁以上お持ちならば、
雨の日は2番手の三味線で練習して1番手の三味線は晴れた日に使ってくださいね、
とお伝えしてます。
この使い方はいいと思いますので、試してみてくださいね。
皆さん色々工夫して梅雨を乗り切りましょうね!
三味線亀ちゃん
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