みなさんこんばんは。三味線亀ちゃんです。
東京都も新型コロナウイルスに伴う緊急事態宣言発令が解除されまた。
早く通常の日常がかえってきて皆さんが演奏会を観たり発表会に
出演できるようになる事を楽しみにしています。
さて今日はたまにあるのですが演奏会当日三味線をあけてみたら
皮が破れていた!
その時にどうすれば良いかというお話です。
演奏会当日ですから慌てちゃいますよね。
でも皮がいつ破れるかは誰にも分かりませんので
私も舞台で手伝っている時に稀に出演者の皮が破けている時があります。
その時の対処法の一例を書いてみますね。
例えばこのように皮が破れてしまった!
その時ですがこれが裏皮ですとまだやりようがあります。
大概楽屋にセロハンテープはあったり借りられたりできると思いますが、
それを張ります。
裏皮は舞台からは見えませんのでこれで大丈夫です。
裏皮が破れたままですとやはり音が違います。
最初気づかなくても弾いてみるとあれ!?ちょっと音が変だなと思って
裏皮が破れていたなんてことはままあります。
破れた部分はちゃんと塞いであげたほうがいいと思います。
表皮がこのように派手に破けていると流石に使うのは難しいのですが、
少し穴が開いたぐらいですとやりようがあると思います。
皮に穴が開いていると皮は張っていますのでそこから破れてきてしまいますが、
やはりセロハンテープを張っていただくとそれ以上破れが広がりませんので
応急の処置としては良いように思います。
あとですねこれから梅雨に入って湿度が高くなってくると
皮が破れるのではなく以下の画像のようにずれることがあります。
皮は接着剤(のり粉)を使って胴と接着しているのですが、
皮は繰り返し張り替えるのでこののり粉が水に溶けるようになっています。
ですので湿度が高くなってくると接着力が弱まって画像のようにずれることがあります。
このずれる事が胴掛けをかけている側で起きる事が多いいように思います。
やはり胴掛けの上に腕をのっけますのでそこから湿気が入るのかなと思っております。
胴掛けの上ですので気づかないで弾いている方もいらっしゃいますね。
この場合もですねセロハンテープでとめていただくと当座弾く事ができます。
画像の半分ぐらいの幅にテープを切ってつけてもいいです。
以上のように皮が破れていても当座しのぐことはできますので
参考にしてくださいね。
勿論以上のようになったら皮は張り替えましょうね。
あとしばらく張り替えをしないのならば以下のように皮を切り取って
保存すると胴がずれたりしないのでやってみてください。
以上亀ちゃんでした。
三味線亀ちゃん
https://e-kameya.com/