三味線コラム-No.235 梅雨時は三味線の保存注意しましょうね。(三味線亀ちゃん)

みなさんこんばんは。三味線亀ちゃんです。

東京は本日梅雨入りしました。
三味線は湿度で鳴りが変わるので、
三味線屋さんは湿度に敏感なんですよ。

さてこの時期に毎年書くことにしているのですが梅雨時の三味線のしまい方や上手に湿気を
避ける方法を書きたいと思います。

読んでいない方もいると思うので今年も書きます。

まずは、三味線を弾き終わったら三味線をツヤ布巾などで、
よく棹や胴を拭いてください。
皮も拭いて構いませんのでよく拭いてください。
暑くなって来ると汗もかきますので、三味線に汗の湿気も移っています。
長く弾いていると湿気が皮に段々移って音が悪くなるので、
ある程度の時間弾いたら三味線を取り換える先生もいらっしゃいます。

そうしましたら和紙袋に三味線を入れてください。
三味線を使わない時は和紙袋に必ず入れてください。

家では和紙袋にビニール袋を添えてお渡ししています。
この方が湿気をより防げると思ってます。
三味線の胴部分を和紙に入れて保存しておく時のコツですが、
紐で和紙袋の口元をきつく締めてください。

このやり方はプロの演奏家の方は最近必ずやっていますし、
家のお客様に修理をした三味線をお渡しする時には、このように口を縛ってお引き渡ししてます。

このやり方はとても効果があるようで、皮が破れるのを防いでいるようです。

古い和紙を取っておいて3枚ぐらい和紙袋を重ねて入れている方もいらっしゃいます。
このやり方も良いようですよ。

ビニール袋で外からの湿気を防ぎ和紙で胴の中の湿度を安定させると言う考えです。

まずは和紙袋に入れる、これが一番重要です。

湿気を防ぐ色々な付属品もあります。

まずは、昔からあるのは桐製の胴板というのがあります。
桐は桐の箪笥があるように湿度が高い時に湿度を吸ってくれて、
低い時には湿度を出して湿度を一定にしてくれます。

私は両面この胴板をしたほうが良いと思うのですが、
1枚ならば表皮だけにはしたほうが良いと思います。
1度買えば使用期限がありませんので、割ってしまわない限りずっと使えます。
画像のあるように切れ込みが入っていますのでこちらに音緒を納めて下さい。

あとこれはミニ知識ですが、よく胴板に家元さん等にサインを書いて
頂いている方がいますね。
三味線を出す時にそのサインを見て気合を入れてらっしゃているようです。
これも胴板が長く使えるこそだと思います。

当店は胴板は1,000円と1,800円の2種類用意しているのですが、
安い方は桐材1枚で作ってあるのですが高い方は2枚の胴板を縦目と横目にして、
2枚合わせにしています。
この方が胴板が長い間に反ってこないので結局経済的かなと思います。

最近は湿度調整剤が入っているグッズもありまして、

こちらのシート状の湿度調整剤もあります。
これは当店は和紙とビニールに間に入れることをお勧めしてます。
こちらは2枚入って1,000円です。
使用期限は4カ月になっていますので梅雨入りしたら買って、
台風シーズンも終わって乾燥してきたら外すというような使い方がいいのではないでしょうか。


この”音ぶくろ”も2個入りで1,000円です。
こちらはシート状ではないので例えばカバンの中に入れるのが良いと思います。
使用期間は6カ月です。

これらのグッズと和紙袋を使って例えば長カバンに三味線を入れてみますと、

この様な使用例が提案できます。

音袋の上の白い袋はなんだ?
と思う方もいるかもしれませんが時々おせんべい等の袋に入っている、
乾燥剤も入れているお客様もいるので入れてみました。(笑)

あとはですね最近お客様に薦めているのはもし三味線を2丁以上お持ちならば、
雨の日は2番手の三味線で練習して1番手の三味線は晴れた日に使ってくださいね、
とお伝えしてます。
この使い方はいいと思いますので、試してみてくださいね。

皆さん色々工夫して梅雨を乗り切りましょうね!

三味線亀ちゃん
http://www.e-kameya.com/

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