三味線コラム-No.238 糸巻きを折らないように気をつけましょう。(三味線亀ちゃん)

皆さんこんばんは。 三味線亀ちゃんです。

東京はまだ梅雨があけず湿気が多い日が続いています。
6月頃から梅雨明けまで糸巻きが動かない折ってしまった。
という方が来店する方が多くいらっしゃいます。

そこで今日は糸巻きを折らないように気をつけましょうね。
動かなくなった糸巻きを上手く動くようにしましょう!
というコラムです。

糸巻きが折れてしまう場合ほとんどが一の糸巻きです。

一の糸を入れる穴から折れてしまいます。
一の糸巻きの穴は大きい金物に近いので
糸巻きが固いとつい糸巻きを上下に動かしてしまって
テコの原理が働き一の糸巻きの穴から折れてしまいます。
さらに一の糸巻きの糸穴は大きいので一の糸巻きは折れやすくなります。

ですので糸巻きが固ければ一度糸巻きをとってもらって
固くならないで糸巻きが止まるような所で収めて
もらうといいと思います。
糸巻きの入れ方を調整していただければと思います。

あと男の方ですと無理に糸巻きを動かそうとして
糸巻きを捻じ切ってしまう方もいます。
あまり無理をしないでください。

最近当店で動かない糸巻きを直す時は
冷房の効いた部屋で扇風機で糸巻き部分に風を当てます。

こうしまして何時間か経ちますと自然と糸巻きが縮みまして
動くようになります。
時間ですがまちまちでして時々具合を見ながら無理なく糸巻きをとって頂くと
いいと思います。

もし危ないようでしたら当店に持ってきていただければお預かりいたしまして
直させていただきます。

象牙の糸巻きは取り替えると高いですから
象牙の時は特に慎重にしてくださいね。

三味線亀ちゃん
http://www.e-kameya.com/

 

アバター画像

亀ちゃん(亀屋邦楽器) について

当店亀屋邦楽器に色々な取材の依頼や修学旅行の学生さんがいらっしゃいます。 その時の取材や訪問の様子を掲載しております。また亀屋が注目する邦楽の話題を提供します。メールで私に演奏会の紹介して頂ければ載せていきたいと思います。(邦楽の演奏会に限ります。)ぜひ覗いてみて下さい。亀屋邦楽器(http://www.e-kameya.com/)
カテゴリー: 2020年, コラム パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください