皆さんこんばんは。 三味線亀ちゃんです。
東京はまだ梅雨があけず湿気が多い日が続いています。
6月頃から梅雨明けまで糸巻きが動かない折ってしまった。
という方が来店する方が多くいらっしゃいます。
そこで今日は糸巻きを折らないように気をつけましょうね。
動かなくなった糸巻きを上手く動くようにしましょう!
というコラムです。
糸巻きが折れてしまう場合ほとんどが一の糸巻きです。
一の糸を入れる穴から折れてしまいます。
一の糸巻きの穴は大きい金物に近いので
糸巻きが固いとつい糸巻きを上下に動かしてしまって
テコの原理が働き一の糸巻きの穴から折れてしまいます。
さらに一の糸巻きの糸穴は大きいので一の糸巻きは折れやすくなります。
ですので糸巻きが固ければ一度糸巻きをとってもらって
固くならないで糸巻きが止まるような所で収めて
もらうといいと思います。
糸巻きの入れ方を調整していただければと思います。
あと男の方ですと無理に糸巻きを動かそうとして
糸巻きを捻じ切ってしまう方もいます。
あまり無理をしないでください。
最近当店で動かない糸巻きを直す時は
冷房の効いた部屋で扇風機で糸巻き部分に風を当てます。
こうしまして何時間か経ちますと自然と糸巻きが縮みまして
動くようになります。
時間ですがまちまちでして時々具合を見ながら無理なく糸巻きをとって頂くと
いいと思います。
もし危ないようでしたら当店に持ってきていただければお預かりいたしまして
直させていただきます。
象牙の糸巻きは取り替えると高いですから
象牙の時は特に慎重にしてくださいね。
三味線亀ちゃん
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