みなさんこんにちは三味線亀ちゃんです。
やあ〜〜〜〜暖かくなってきましたね。
やはり春はいいですね〜〜と思った寒がりの亀ちゃんです。
さて今日は津軽用カセを仕入れたのでご紹介します。
細棹中棹用のカセは以前から当店で扱っていましたが
津軽用の一枚カセと二枚カセを仕入れるのは初めてです。
今回は津軽用とその他の三味線用のカセを比べてみたのでご紹介します。
まずは一枚カセを比べてみます。
ご覧の様に津軽用は長くて太いです。
津軽は棹が太いですので長いですし糸も太いのでカセも太くないと
抑えきれませんからね。
これを津軽三味線につけると以下の様になります。
一枚カセの場合カセの下に上駒的なものを付けないと糸が上がりませんので
弾きにくくなってしまいます。
昔からカセ紙を付けるのが正式だと思うのですが、結ぶのが結構大変なので
私なんかはマッチ棒を黒く塗ってカセ紙の位置に入れて代用したりします。
カセというのはギターで言うカポですね三味線ですと声が高い方や子供
が唄う時に使ったり上調子と言ってメインのフレーズにもう一丁の三味線で
装飾的な音を入れる時に使ったりします。
お値段は津軽用一枚カセは1,430円 普通三味線用は1,100円どちらも税込です。
次は二枚カセです。
やはり津軽用は大きいですね。
二枚カセはカセ紙の代わりに上駒の代わりになる受けを木で作って
カセとその受けとの間に糸を挟んで使います。
これですと糸を挟み込めばいいだけなので手間が一枚カセよりかかりません。
三味線につけると以下の様になります。
津軽三味線に付けて感じたのですが糸が太いのでグッと強く挟み込まないと
糸が浮いてしまってうまく挟めないと感じました。
私は慣れていますがみなさんが付ける時ちょっとやりにくいかなと感じましたが、
当店でお買い上げいただければ私どもがやさし〜〜くやり方をお教えいたします。
こちらは津軽用も普通三味線用も3,300円(税込)です。
以上のカセが昔からあるカセですがカセをかけると基本的にさわりは付きません。
それで良しとされています。
しかしですね近年カセをしてもさわりをつけたい!
と言うご要望がありますので以下の様なさわりが付くカセがあります。
明鏡カセといいましてこのカセを付けるとさわりも付きます。
東さわりは下から東さわりの木が上がっていって糸に触って
さわりが出るのですがこちらの明鏡カセは糸の上からさわりのネジ
が降りていって糸に触ってさわりが付きます。
少し東さわりのさわりと音が違う様に感じますがさわりは付きますので
さわりが欲しいと言う方には良いと思います。
しかし長唄や小唄のカセを付けて弾く曲はさわりがないのが前提で
作曲されている様ですのでその点どうなのかなと私的には
思ったりします。
こちらの明鏡カセは6,600円(税込)です。
津軽用も普通三味線用もご用意できます。
以上カセのお話でした。
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