みなさんこんばんは。三味線亀ちゃんです。
今年は春の演奏会がほとんどありません。
しょうがないと思いながらとても残念な亀ちゃんです。
でも秋には演奏会がたくさん始まるといいな〜〜
と思っています。
さて今回は三味線を弾いていると段々さわりが上手く付かなくなります。
その時の原因の一つをご紹介します。
三味線のさわりは一の糸が振動して三味線のさわり線に僅かに触れる事で
ブ〜〜ンとさわり音が出るのですが一の糸と三味線のさわり線が擦れるので
以下の様に三味線のさわり線のところが削れてきます。
こうゆう様に糸擦れが深くなってくると5本(c#)なら5本、6本(D)なら6本と
一つの音程でしかさわりが付かなくなります。
通常当店では幅広い音程でもさわりが付く様に三味線のさわりを仕上げています。
東さわりも同様で以下の様に東さわりの木が削れてきます。
東さわりはネジで中の木を上下に動かせますので良い様に思いますが
やはりさわりの付きが悪くなってきます。
東さわりの場合は楽器屋さんで中の木を削ってもらって直せばいいと思いますし、
通常のさわりも楽器屋さんに持って行けばさわりの糸擦れを直してくれます。
しかし発表会などで急にさわりが付かなくなった時に応急で直すには
私は時々以下の様にセロハンテープを張ることがあります。
こうしますとセロハンテープの分だけ少し糸が当たる部分が広くなりますので
さわりが融通が効く様になります。
演奏途中に一の糸巻きを上げてもさわりが付く様にしたい場合は
やってみるといいかもしれません。
以上今日はさわりのお話でした。
みなさん春を楽しみましょうね〜〜〜〜
三味線亀ちゃん
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