三味線コラム-No.278 ゆるまない糸巻きの使い方について。(亀屋)

みなさんこんばんは。三味線亀ちゃんです。
ゴールデンウィークは如何だったでしょうか。
東京は気候も良く亀ちゃんはお休みを楽しませて頂きました。
今週からまた気分一新で頑張っていきますよ。

さて今日はゆるまない糸巻きの使い方についてお話しします。
私のブログを調べたのですがゆるまない糸巻きというのが
発売されて10年位たつ様です。

おおむね好評を頂いておりました特に指の力が弱くなって糸巻きが
上手く止められない方には演奏寿命が伸びたと喜んでいただいております。

最近ゆるまない糸巻きの調子が悪いということがチラホラ出てきております。
その中で使っている皆さんの使い方で防げることもありますのでお伝えします。

当店ではゆるまない糸巻きにしてお渡しするときに以下の様な注意書きをお渡ししております。

簡単な略図ですので分かりにくいかと思いますが
ゆるまない糸巻きは糸巻きの先に蓋の様な物を付けましてそこがネジ式になっていて
それを締めていきまして糸巻き金物の先と摩擦させましてそこで止めています。

ですのでゆるまない糸巻きを付けますと糸巻きをねじ込む必要がなくなります。

普通の糸巻きを止める時は糸巻きを確実に止めるために一と三の糸巻きならば親指、
二の糸巻きならば小指を天神部分に入れてぐっと糸巻きを入れ込みます。

普通の糸巻きですとこの方法が確実に糸巻きを止める方法なのですが、
ゆるまない糸巻きの場合はこの親指や小指を天神部分に入れないでほしいのです。

私も習慣的にゆるまない糸巻きでも指を天神にかかてしまうのですが、
これを繰り返しますと糸巻きがゆるまない糸巻きの蓋の方に入って行ってしまって
この蓋と天神金物がくっ付かなくなってしまって空間が空いてしまう様になってしまいます。
こうなりますと金物部分で蓋と金物の摩擦がなくなってしまうので糸巻きが止まらなくなります。
こうなりますと修理が必要になりますので糸巻きは指を天神に入れず回してくださいと
お願いしております。

あと蓋は糸巻きと一緒に回ります。もし糸巻きを回しても蓋が一緒に回らないとネジですので締まっていってしまって糸巻きが動かなくなります。
こちらの場合も修理が必要です。
糸巻きが回らなくなったら糸巻きを回しながら蓋を見てみてください。

とても便利なゆるまない糸巻きですが少し使い方を注意していただくと長く調子良く使えますのでこちらのブログを参考にして使ってください。(^^)/

当店ゆるまない糸巻きのページ
https://e-kameya.com/product/nonslip.html

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