三味線コラム-No.327. 三味線の棹の形の地域差。

みなさんこんばんは。三味線亀ちゃんです。
東京は暑い日が続いております。
今日は雨で30度を超えませんでしたが湿度が凄いです。
この湿度では三味線も鳴らないですよね。
皆さん三味線がいい音しないのは皆さんのせいではなく湿度のせいですよ〜〜〜(^^)/

さて今回は三味線の棹の形の地域差というお話しです。
三味線は日本の民族楽器ですのでどの地域でも三味線はあります。
しかし昔は特にそうでしたが物流や交通が不便でしたので
その地域の職人さんが作っておりました。
それこそ山一つ越えますと三味線の形も違うという事もあったと思います。

私なんかも関東と関西の三味線の形は違うなと思うことがあります。
関西の三味線は全体的に丸みがあります。

関西の三味線は矢印の辺りの丸みが強い傾向があると思います。
我々が使う言葉で”棹の二番の辺りに丸みがついている。”と言います。
関東特に東京の三味線はあまり二番の辺に丸みをつけません。
胴も関西仕上げの胴は丸みが強いですね。

特に地唄の三味線に違いが大きいように思います。
お店で三味線を拝見しますと関西出来の地唄三味線は比較的すぐに分かります。

最近はあまり三味線の形も地域差が少なくなって来ましたが今だに関東関西で
地域差があるのはとても豊かな良い事だと私は思っております。

三味線亀ちゃん
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