日髙洋輔の奮闘記その七”かんべり”

日髙洋輔の奮闘記その七
“かんべり”

桜の花も散り、暑すぎず、寒過ぎず、過ごしやすい季節♪

世田谷区豪徳寺はとてもいいお天気☆

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今日は三味線の”かんべり直し”という修理をしました。

“かんべり”とは

三味線は指先、又は爪で糸を押さえて音を出すため、長く弾いていると糸が当たる棹の部分が擦れて傷つき、溝のようになります。

しっかりと糸を指で押さえても、糸が溝にひっかかってしまい、音に響きがなくなり、音が途切れる状態になります。

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まず、傷の深い部分は紅木(こうき)の粉で埋めて、カンナで薄く削り平にします。

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使用するカンナは上の写真の、立ち鉋(たちカンナ)。一般的なカンナとはちがい、鉄の刃が垂直に入っていることからそう呼びます。固い木を削るための昔からの道具です。

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続いて、”のみ”で整える
上の写真は”突きノミ” 勤務中良く使う道具の中でも、お気に入りです。

それから、下の写真の”砥石”(といし)達で磨きます。
上から、合砥(あわせど)青砥(あおと)荒砥(あらと)

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“さわり”をいれて、椿油を塗り、艶出しをします

“さわり”とは一の糸を弾いた時に”ビーン”と音が響く仕組みのことで、上駒の下に砥石で溝をつくります。さわりが効いていると溝の角に糸が触れ、他の糸を弾いた時に、共鳴する音が出てきます。

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最後に、高級な三味線にはウルシをかけたりします。

そして出来上がり( ´ ▽ ` )ノ

ビフォアー

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アフター

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1 Response to 日髙洋輔の奮闘記その七”かんべり”

  1. 亀ちゃん のコメント:

    カンベリですが、サワリの幅には気を使いますね、サワリの幅でサワリの音が結構変わります。サワリの幅と深さを調整しながら、サワリをまっすぐ切るのは、難しいですね。曲がってはいけませんので。ジャンルによってサワリの幅も変えてます。日高は結構最初から上手く切ってました。
    亀ちゃんより

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