日髙洋輔の奮闘記その九”和胡弓”
胡弓とは、江戸時代の始めに現れ、馬の毛(尻尾)でできた弓で、弦を擦って音を出す、日本の擦弦楽器です。
歌舞伎芝居にも使われており、
地唄では、琴、三味線、胡弓の三曲合奏が行われていました。
民謡では、おわら風の盆で演奏される”越中おわら節”などで使用されます。
現代では”胡弓”と聞くと、中国の二胡を思い浮かべる傾向にありますが、
正しくはこの和胡弓が”胡弓”といいます。
明治初期にはバイオリンを胡弓と呼んだ時代もあるようです。
追記
先日、越中おわら節の胡弓の演奏家が弓を買いにきました。
弓の試し弾きを後ろで聞いていたのですが、また、それが、何とも素晴らしい音色(*_*)
繊細で、音に響きがあり、まるで日本人の魂の響きを感じさせるような、哀愁のある音でした。
“音に酔う”とはこういうことなんだと思いました。(^_^)☆