日髙洋輔の奮闘記その十九
“馬の毛”
胡弓を長い間引いてると、
弓の”毛”がだんだんとちぎれてくるので、
ハサミで一本一本、根元から切ります。
刃が触れただけで、他の毛も切れてしまうので気を使います。
切れた毛を引っこ抜いてしまうと、
だんだんと全体を束ねている結び目がゆるんでしまい、
最後にはほどけて、毛がバラバラになってしまうので、注意が必要です。
胡弓の弓は毛に松ヤニをつけることによって、
糸との摩擦が生まれ、
音が鳴るので、あまり鳴らなくなってきたら松ヤニをまぶします。
(古い毛は取り替え)
まず、松ヤニを細かい粉にするため、袋にいれてハンマーで叩き砕いて
サラサラのパウダーにして、毛にまぶしていく。
付着すると黄色くなるので、多めにつける。
松ヤニまぶしをしていると黄色い粉が作務衣に付着し、
粉まみれになるので、周りの人と少し距離ができるのは仕方ありません(´-`).。oO
弓の毛は馬のしっぽの毛からできていてあまり強く弾き過ぎると、
ちぎれてしまうので優しく扱いましょう。
馬といえば、
先日、近くの競馬場でダービーをやってたので、家族で馬を見に行って来ました。
動物が大好きなので、とても喜んでました。