皆さんこんばんは。
最近、三味線の皮が破れているように感じます。
皮の張り替えで来店される方が多いいようです。
皆さん気をつけましょう。
と言われてもどうすれば・・・そう思う方も多いいと思いますので、今回は皮のケアについて書きます。
皮は湿気に弱いです。最近海外にも三味線を送るのですがアメリカやヨーロッパ等
湿気の少ない国ですと、皮があまり破れないようです。
逆に台湾や東南アジア等湿気がある国ですと、皮が破れる事が多いいように感じます。
ですので日本は梅雨から夏にかけてほぼ東南アジアのような気候になりますので、
皮には良くない季節だと思います。
ですので、私が考える皮が破れにくくする為の工夫を書きます。
あまり弾かないというのはよくないですね、やはり弾いてあげると皮に良いようです。
演奏会用の三味線を大事にしまっておいてもいけませんね楽器ですのでやはり時々弾かないと音も出てきません。
とは言っても雨の日はよくありませんね。
晴れた日に使って下さいね。
弾き終わりましたら、夏場はやはり汗をかきますので、弾き終わりましたら、よく艶拭きんで拭いて下さい。
そうしますと棹も艶ができてきますし、一石二鳥です。
しまう場所は立て箱や三味線タンスですと桐製で桐が湿気を吸ってくれるのでベストですが、カバンの中でも湿気取りや桐の胴板をすれば良いと思います。
最近の家は昔と違って気密性が高いのでクーラー等をかければ昔ほど気を使わないで、
三味線も使えます。
秋のお彼岸までは最近暑いので、皆さん気をつけて三味線を使って下さい。