三味線コラム -No.26-三味線の撥について

こんばんは。今回は撥について書きたいと思います。

三味線の撥と言っても色々ありますよね、大きな地唄の撥(津山撥)から小さな津軽撥まで様々ですよね。

皆さんが初めに手にする撥は木撥とかプラスチック撥(以後プラ撥)が多いいと思います。これは最初の入門用としては値段もお手軽だし良いと思いま す。でも段々腕が上がってくると、プラ撥だと、とくにですけど、弾いた時に三味線の音と一緒に撥で糸を切る音(ばち音)が気になり始めます。三味線の本来 の音にばち音が混じるので,『おや?』と思います。

でもこれは良い事なんですよ。

だんだん撥の扱いに慣れてきて、撥で,強く糸を弾けるようになったんですよ。練習の成果が上がってきた証拠です。

プラ撥の能力を自分の腕が上回ったと言う事です。(素晴らしい!!)そうなりますと、もっと上級の撥例えば地唄や津軽ですとべっ甲撥等に替える時期になるのです。これに替えますと、撥の扱いが慣れてきてますので、さらに良い音が出て気持ちよく練習が出来ます。

お道具と言うのは,やはり自分の技量にあった道具を使った方が良いと言う典型例だと思います。

皆さんもこれから練習の時に自分のばち音に耳を澄ませてみては如何でしょうか?ばち音しませんか?

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亀ちゃんより

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