日髙洋輔の奮闘記その三十七
“竜”
普段はあまり目の届かない所で、
じっくり見る機会の少ない部分ですが、
お琴のこの部分は、装飾にかなり手間がかかっており、精密に作られています。
竜の口に例えて作られてあり
“口前”(くちまえ)と呼ばれ、
真ん中の部分は”竜舌”(りゅうぜつ)と呼ばれています。
琴は竜に似せて作られているので、
木目は竜の鱗にたとえられ、
全体の各部の名称は龍頭(りゅうず)や龍角(りゅうかく)、上足(かみあし)、竜尾(りゅうび)などと竜になぞらえて呼ばれています。
大昔から日本人の耳に親しまれてきた音色を奏でるこの楽器が
形を少しづつ変えながらも、
今に伝わり、最近では
小中学校でも必修で生徒に教えられたりもしています。
自分が子供の頃は、学校では琴や三味線を見たこともなかったので、
日本の楽器に生徒達が触れる機会が増えたことはいいことですね。
d(^_^o)
PS
一気に寒くなりました(°_°)
余りにも寒いのでダウンジャケットを着て寝ます(笑)