みなさんこんばんは。三味線亀ちゃんです。
世の中はなかなか騒がしいですが、
亀ちゃんコラムはいつものように
続けていきたいと思っています。
外は出づらいのでみなさん家の中で、
三味線のお稽古に励んでいると思うのですが
(違っていたらすみません。^^)
三味線の糸は弾いたり指で押さえたりしたりすると、
へたってきます。
そうしますと音が悪くなるので糸は時々取り替えましょう。
一番わかりやすいのは弾いている部分が”ササクレ”てきます。
一番ササクレるのは撥で弾いている辺りです。
よくお客様にササクレたら糸を取り替えてくださいと言うのですが、
分かりにくいかなといつも思っておりました。
ですので今回はササクレるとはどんな状態だか画像でご紹介します。
このように弾いたところから糸がササクレてきます。
これは分かりやすいように極端な例ですが
糸に顔をつけて見てみるとササクレているのが分かりますよ。
この場合は糸がササクレていて
矢印の部分の色が白くなっています。
三の糸は細いので分かりにくいのですが、
肉眼で見てみると変色やササクレが確認できます。
三の糸は演奏前に撥で慣らしで弾いていて
緊張して何度も試し弾きをしてしまうと糸が痛んで
演奏中に切れてしまうので出番前によく糸の痛みを確認しましょうね。
一の糸は切れないであまり長い間取り替えないでいると
糸が変色してきます。
そうなったら糸を替えてくださいね。
音が悪いと言って来客して下さる方の中には糸を替えるだけで
音が改善する場合もありますので、音が変だなっと思ったら
糸をまず替えてくださいね。
もちろん亀屋邦楽器にご来店くださって相談してもらって
結構ですよ。(^^)
三味線亀ちゃん
https://e-kameya.com/