三味線コラム-No.247 さわりの調整にはコヨリを使うといいですよ。(三味線亀ちゃん)

みなさんこんばんは。三味線亀ちゃんです。
今年もあと1ヶ月ですね。
寒くなってきましたしたが乾燥もしてきましたので
三味線の音は良くなりますからね。
お稽古してても楽しいですよ。

さて今日はさわりの話です。
東さわりが付いていない三味線のサワリの調整って
みなさん苦労しているのではありませんか。
さわりを調整するにはまずサワリが付いていないのかのか付きすぎているかを
分からなくてはいけません。

さわりが付きすぎているとび〜〜〜んという余韻がビンビンと無くなっています。
逆にサワリが付いていないとび〜〜んという音がしません。
糸が三味線のサワリ線に付いていないのです。

大抵の場合使っていると三味線のサワリ溝が削れてサワリが付きすぎている
場合が多いいですね。

この場合楽器屋さんで直してもらったほうがいいのですが、
ご自分でも応急的に直せます。
この時に新しい糸についているコヨリをつかいましょう!

この三味線のコヨリが薄くて融通が効いて使いやすいんです。
このコヨリを糸から取りまして

これを一の糸と三味線のサワリ溝の間に入れます。

こうすると糸が上がって三味線のサワリ線に触り過ぎていた状態が改善されます。
これでうまくサワリが付けばいいですし、もし糸が上がり過ぎてサワリ線に付かなくなってしまったら少し三の糸巻きの少し上駒側を親指で押していただいてさわりを付けてみてください。

うまくサワリが付いたらコヨリのはみ出しているところをちぎっていただければ
コヨリが目立たなくなります。

はい!一丁上がりですね。(笑)

三味線亀ちゃん
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