みなさんこんばんは。三味線亀ちゃんです。
東京も10月に入り演奏会が開かれるようになりました。
このまま秋の演奏会が順調に開催されると良いな〜〜
と思っている亀ちゃんです。
さて今回は鼈甲撥のお話です。
民謡の鼈甲撥と津軽の鼈甲撥は一見似ていますので
違いを少しお話ししようかなと思っております。
手元はどちらもプラスチックです。プラスチックの質が違うので色が違うだけです。
民謡撥の方が長さが長いですし撥先の幅が広いです。
理由は民謡の方が曲がゆっくりなので早く弾く必要がなく撥の重さを利用して
弾きますので撥が大ぶりになっています。
津軽撥は弾く曲が早い場合が多いいので早く振れるように小ぶりになっています。
並べてみるとよく分かりますね。
撥を横から見ますと津軽撥は矢印の部分がえぐれているような作りをしています。
地唄の撥も津軽撥のような作りになっています。
鼈甲撥は以上のようにプラスチックの手元にハの字にして接着しているので、
鼈甲部分をとって新しい鼈甲の先を付け直す事ができます。
撥先を取り替えることで新しい撥に生まれ変わります。
鼈甲は熱を加えると柔らかくなり接着剤がなくても接着もできますので昔から
日本人に愛用されている材料です。
三味線亀ちゃん
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