三味線コラム-No.296. 柊の撥知ってます?

みなさんこんばんは。三味線亀ちゃんです。
東京は3月に入ると急に春を感じるようになりました。
お店のショーウィンドウに飾ってあったお雛様も片付けなくてはいけません。

さて今日は木撥のお話をしようと思ってます。
最近撥屋さんに行ったら柊(ひいらぎ)の撥があったので買ってきました。
存在は前から知っていたのですがお客様からご注文された事もないので
実際に見る機会もなかったのですが実際に見てみると樫や柘植(つげ)とは
一味違っておりました。

柘植撥は赤味を帯びていますね。
柊の撥も白くて木目も綺麗ですね。
柊は葉がギザギザした木ですよね。
クリスマスなどに枝が飾りで使われますね。
あと節分でイワシの頭を柊につけて飾るという日本の習慣もありますよね。
あまり柊のことは詳しくないのですがあまり大きくならない木だと思います。
それで木撥を作ったのでしたからかなりの樹齢の木ではなかったのではないでしょうか。
木撥屋さんも在庫限りで新しくは作れないと言ってました。

触った感じですが気の肌も滑らかで糸が切れにくいように思いますし
撥のしなりも硬めなのでしなりがない弾き味が好きな人には向いていると思います。

当店に現在20匁と25匁の柊の木撥ございますので、
興味のある方は手に取って見て下さい。

なかなか売っていない撥だと思います。

三味線亀ちゃん
https://e-kameya.com/

アバター画像

亀ちゃん(亀屋邦楽器) について

当店亀屋邦楽器に色々な取材の依頼や修学旅行の学生さんがいらっしゃいます。 その時の取材や訪問の様子を掲載しております。また亀屋が注目する邦楽の話題を提供します。メールで私に演奏会の紹介して頂ければ載せていきたいと思います。(邦楽の演奏会に限ります。)ぜひ覗いてみて下さい。亀屋邦楽器(http://www.e-kameya.com/)
カテゴリー: 未分類 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください