日髙洋輔の奮闘記その二十二
“甲焼き直し”
長年、使い続けたお琴。
表面に傷がつき凹凸ができたら、焼き直しという修理をします。
カンナで表面を整え七輪に炭を組み、火をつけ、
炭が真っ赤になるまで、
うちわで仰いで仰いで、仰ぐ
(;´Д`A
そして、焼きコテをつっこむ。
難しいことは鉄製の焼きゴテが
真っ赤になるように七輪の温度をあげること。
普段やっているバーベキューなどとはちがい、
短時間で温度を極限まで上げるためには
炭の組み方や、風の入れ方を正確にこなす必要があります。
炭を使用する火の付け方は昔から得意な方なのですが、
毎回手直しされます(*_*)
そして、確かに違う。
火の勢いに拍車がかかります。
さすが、親方。
(東京都伝統 工芸士)
鉄コテが真っ赤になったら取り出し、琴の甲にあて、焼いていく。
琴の表面に一瞬火がつき、煙が出て、木の焦げた匂いがしてくる。
表面を焼いたら、
“うづくり”で木目を出していく。
ゴシゴシ、ゴシゴシ、中々たいへん。
うづくりとは木目を綺麗に出す昔からの道具です。
先日、日曜日に東京競馬場で花火大会がありました。
花火の季節がやってきました(*_*)
ので、近くを流れる多摩川で夕方から、
バーベキューをしました( ´ ▽ ` )ノ
仕事で鍛えられた炭火起こしを実践!
…….まだまだでした。
( T_T)\(^-^ )