みなさんこんばんは。
書き込み遅くなってすいません。
来月4月から消費税が上がりますが、
当店も駆け込み需要が少しあり、今週の土曜日に仕上げる仕事が多いいんですよ。
それで今週、皆で一生懸命三味線を仕上げていまして、遅くなりました。
皆さんも消費税増税前に是非当店を訪問下さい。
今日はサワリについて書きます。
サワリですが、サワリについて、お店でもメールでもお電話でも悩んでる方が多いなと言うのが感想です。
さわりは、三味線の音色の最大の特徴です。世界の楽器は、通常クリアーな音を好む事が多いいのですが、三味線はわざわざ一の糸にサワリと言う雑音を入れます。(インドのシタールの影響もあるのでしょうか)
サワリは、サワリの所にくぼみがあり、サワリ線があるのですが、そこに一の糸が微妙にさわる事でまさしくサワリが付くのです。それがサワリ線から離れるとサワリが付きませんし、サワリ線に付きすぎるとサワリが長く続きません。
この塩梅が難しいのです。なかなか初心者中級者位だとなかなかうまくいきません。さらに調子が大きく変わるとサワリの付け方も大きく変わってしまいます。なので東サワリと言うのが考えられました。
小唄や民謡津軽等では東サワリを付ける方がほとんどです。東サワリを付けるジャンルの三味線は、唄方によって、調子が大きく変わります。のでサワ リを調節しきれないと言う事で東サワリが考えられました。東サワリは大正時代にはあったようですが、普及したのは戦後のようです。東サワリによってサワリ は各段に調整しやすくなりました。
しかし長唄や地唄ではあまり東サワリを使いません。地唄ではほとんど使われていません。長唄や地唄では調子があまり変わりませんし、やはり今までのようなサワリの方が音が良いと皆さんおっしゃいます。
このように皆さんサワリには色々ご意見がありますし、三味線屋さんも気を使ってます。
書いているうちに長くなりそうなので今回はこれくらいで次回にまた書きますね。
亀ちゃんより
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