みなさんこんばんは。三味線亀ちゃんです。
最近ご来店のお客様に”ブログ読んでます〜〜”
とよく言われるようになりました。
“ブログを読んで亀屋さんに来ました〜〜”
なんて言われると大変嬉しいですというか感激します。
コツコツ長くブログを書いていて良かったな〜〜
と思う亀ちゃんです。
さて今回は胴掛けのお話の本題です。
前段でお話ししたように胴の大きさは千差万別で
昔ほど職人さんによって胴の寸法が意外に大きく
違うことがあります。
二番というのは子供用に三味線の棹の長さが短い子供用の三味線のことです。
棹も短いので胴も小さいのです。
前回申し上げたように長唄の胴掛けより五厘大きいので五厘大の胴掛け。
一分五厘大きいので一分五厘、五分大きいと五分大の胴掛けといいます。
二番の三味線と五分大の大きさを比べますと
こんなに違います。
このように胴掛けはですねご自分の三味線がどの大きさかを知らないと
胴掛けは買うことができません。
三味線を持ってきてくださって合うのを買って頂いてもよろしいのですが
胴掛けの裏を見て頂くと大概大きさが書いてあります。
長唄の胴かけは何も書いていないこともあります。
なぜなら長唄の大きさが基準になっているので書く必要がないと
思っている胴掛け屋さんもあるのですね。
長唄の胴掛けに経木と書いてありますがこちらは昔のお弁当箱に使われていた
木がありますね。あれが経木で胴掛けの生地をかける前の芯に経木が使われているので
経木と書いています。
書いてないのはプラスチック芯の胴掛けです。
経木の方がしっかりして崩れにくいので良いのですが
最近経木も手に入りにくくなっていますのでいつまで経木の胴掛けが作れるか
心配しております。
前回の書いた長唄用より少し小さい胴に使う胴掛けですがこちらは”名古屋胴”といいます。
あまり他のお店には売っていないかもしれませんが
私的には便利だなと思っていまして長唄の胴掛けをかけると少し隙間ができる
昔の胴があるのですがその場合この名古屋胴をつけるとピタっと納まって
良い感じなのです。
少しの違いでも合う胴掛けを作るなんて繊細ですよね。
とても日本的だと思うのは私だけでしょうか。
いつまでもこの様な様々な胴掛けが作られることを祈っている亀ちゃんです。
三味線亀ちゃん
https://e-kameya.com/