みなさんこんばんは。三味線亀ちゃんです。
全国的に梅雨入りですね。
梅雨は嫌ですね三味線が鳴らなくなります。
前回は糸巻きのお話をしましたがやはり糸巻きが
動かなくなるというお問い合わせを頂いていますので、
前回のブログを参考にして糸巻きはケアしてくださいね。
さて今回は梅雨時の駒の位置のお話をしたいと思います。
駒の位置は色々ご意見があるということは承知で
私の思っている駒の位置についてお話ししたいと思っております。
例えば長唄の駒の位置をお客様の説明するときこれぐらいが標準ですね
というのが以下の画像です。
まあこれでは漠然てしていて分かりにくいので指2本ぐらいですとよく説明します。
しかし梅雨時のように湿度が高くなってくると糸や皮に湿気がついて
音がぼよーんという感じにいわゆる鳴らなくなります。
ですのでそのような場合は少し音緒側に駒を寄せてくださいとアドバイスします。
そうですね指半分ぐらいでしょうか。
こうしますと少し音がはっきりします。
音のことなので文章で表現するのが難しいのですが、
音緒側に少し駒を寄せることで梅雨前と同じ音が出るようになります。
他のジャンルでも同じように
上記の画像のように地唄や小唄でも少し音緒側に寄せれば
音が梅雨前のようになるように思います。
津軽三味線はですね通常指3本ぐらいかなと思っておるのですが
少しやはり音緒側に駒を寄せるといいのではないかと思います。
津軽の方は駒の位置は結構お考えがあるので色々ご意見があるとは思いますが
一つのやり方と思って参考にしていただければと思います。
楽器や仲間で話しますと秋には演奏会をなさる先生が多い様です。
少し先に希望が見えてきましたので夜明け前が一番暗いと言いますので
みなさんももう少しの我慢だと思いますので今のうちにいい音で練習しましょうね。
三味線亀ちゃん
https://e-kameya.com/
三味線コラム-No82で紹介されていた地唄低音用(台広)の駒はまだありますでしょか?
地唄の台広駒を是非手に入れたいと思っています。
村田 滋様
こんにちは。投稿ありがとうございます。
三味線コラムNo.82の低音の駒ですが、こちらの駒は売り切れていますが、
その後同じ寸法で作っております。
こちらの駒は
https://e-kameya.com/blog/?p=5288
こちらのブログのページで確認できますが、同じ水牛ですが黒い水牛でしか現在はできません。
裏の鉛は少し少なめです。こちらの駒ならば取り扱っております。
お値段は2万2千円(税込)です。
鉛入りと鉛なしのタイプがございます。
どうぞご参考にしてください。
亀屋邦楽器より