三味線コラム-No.280 沖縄三線と本土の三味線の比較。(亀屋)

皆さんこんばんは。三味線亀ちゃんです。
今年の4月からNHK朝の連続ドラマで沖縄を舞台とした”ちむどんどん”
を放送しています。
さすが朝ドラ!というのは最近沖縄三線を直す方の来店が増えております!
朝ドラの影響はすごいですね!これから夏に向かって三線をやりたい方が
増えてくるのでは!!と密かに思っている亀ちゃんです。

そこで今回は沖縄三線と本土の三味線を比較したいと思います。
沖縄三線と本土の三味線は形も似ていますし亀ちゃんは勝手に
親戚みたいな気がしております。

付属品も似ているところもあるし違う所もあります。
色々比較していきたいと思います。
私本土の三味線が専門ですので沖縄三線はあくまで家にある物をご紹介します。
三線は奄美等にもあり石垣島など沖縄本島以外でも多様な道具があるようですが
今回は沖縄本土を中心にご紹介します。
少し?の所があるかもしれませんが南国風にふあっとした感じで読んでいただけると
ありがたいです。(笑)

一番奥の駒が沖縄三線の駒です。
竹でできていることが多いいですがプラスチックの物もあります。
当店では扱っていませんが黒檀の物もあるようです。
通常ウマと言います。
これをですね使わない時に胴掛けに引っ掛けて持ち運びます。
かっこいいですね。

 

一番下が沖縄三線の撥です。爪とも言います。
当店ではプラスチック、カーボン、水牛のものがあります。
水牛製が昔からありまして黒いものとか画像にあるように白い物もあります。
キレイいですね。
穴が空いていて人差し指を入れて弾きます。
奄美島の撥はこれとは形状が全く違って竹を薄く削った物を使います。
こちらは私どもは手に入りません。自分で作るのが主流のようです。

糸は三線はテトロン製です。絹糸はほとんど使われていないようです。
時々三線のこだわった方が絹糸が欲しいと問い合わせがあることがあります。
昔は絹糸だったのでしょうね。
真ん中の糸は奄美島の三線の糸で糸は本土のと同じ黄色です。
面白いですね。本土に近いので影響したのでしょうか。
一の糸を男弦[ヲゥーヂル]
二の糸を中弦[ナカヂル]
三の糸を女弦[ミーヂル]
と言います。

音緒(糸止め)です。左側が三線の糸止めです。
比べると小さくて可愛いですね。組紐の組み方も違いますね。

沖縄三線の糸巻き(カラクイと言います。)はカラフルですね。
高いカラクイですと白い部分が珊瑚を使ったりしています。
本土の糸巻きより短いです。

以上沖縄三線の本体以外の付属品のご紹介をしました。
次回は三線と本土の三味線の本体の比較をしたいと思います。(^^)/

三味線亀ちゃん
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