みなさんこんばんは。三味線亀ちゃんです。
今回は前回の続編という感じで象牙のお道具について話したいと思います。
前回書いたように象牙の撥は綺麗に直せば綺麗になると申し上げましたが、
糸巻きや駒は一度色が付いてしまうと残念ながら直りません。
長い間使っているとどうしても色が付いてしまいます。
けれども別に音には変わりはありませんので鳴る駒は鳴ると思います。
ですが象牙の駒は非常に薄く作られているので駒が反ってしまう事があります。
駒が反ってしまうと良い駒でも鳴らなくなってしまいます。
たまに三味線を弾いていると駒が回ってしまうという方がいらっしゃいますが
それは駒が反ってしまっているからです。
象牙は乾燥に弱いので適度に湿度があったほうが良いそうです。
当店も象牙撥のそばにはコップ一杯の水を置いています。
弾き終わった後駒を外しておかない反ってしまうかもしれませんので気をつけましょうね。
糸巻きもこうなってしまうと綺麗にはできません。
磨くことは難しいです。
ですが長い間使っている方でも象牙を綺麗に使っている方もいらっしゃいます。
やはり象牙は手の汗を吸うと色が付きやすいのでやはり弾いた後は
撥や糸巻きなども綺麗に拭きましょうね。
ですが赤いつや布巾は色が象牙に移ってしまう事がありますので
カバンなどに一緒にしておくことはあまりお勧めしません。
舞台に出る時には赤いつや布巾は使って良いと思いますが、
普段は淡い色を使ったほうがいいと思います。
右側のベージュのつや布巾は私がいつも使っているつや布巾です。
三味線の紅木の色が少し移ってますね。(笑)
象牙は丁寧に扱いましょうね。(^^)/
さて亀ちゃんも夏休みをいただきますので次回のブログは9/1(金)にさせて頂きます。
みなさんも暑い日が続きますが夏を楽しんでくださいね。
三味線亀ちゃん
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