三味線コラム-No.215 棹と胴のつなぎのお話し(三味線亀ちゃん)

みなさんこんばんは。三味線亀ちゃんです。

関東地方は湿度が高い日が続いていますが、
糸巻きが動かない方が増えています。
糸巻きは湿度を吸うと膨らんで金物に食い込んで
動かなくなってしまいます。
三味線弾き終わったら糸巻きを緩めておいて下さいね。
今日も糸巻きが動かなくなったという事で、
お客様のお宅まで動かしに行きましたよ。

今日は胴と棹の繋ぎの部分が緩くなるというお話です。
胴と棹の繋ぎの部分は以下の画像に矢印で指している所です。

もちろん最初はきつく入っているのですが、棹も胴も木なので、
長い間に痩せてきます。
そうすると三味線を持ち上げると胴が落ちてしまいます。

普段は糸が付いているので、音緒が押さえになっていて、
胴が落ちないのですが三味線を三つ折れにしたり音緒を外すと
胴が突然落っこちます。

ですのでやはり三味線を畳む時は胴を必ず持った方がいいですよ。

そうなったらもちろん楽器屋さんに持ち込むのがいいのですが、
演奏前の楽屋などでそうなったら困りますよね。
その時に応急に直す方法をお知らせします。


昔は楽屋でお弁当が出てお弁当が経木で出来ていたりしましたので、
経木を張り付けたりしていました。

今は経木もなかなか手に入らないので厚紙とかを使って頂けばよいように思います。

まあ中に入ってしまうので色はなんでもいいと思います。

これをですね

上記の様に手で押さえながら棹を入れます。
紙がとれない程度にある程度入ったら
グッと両手で棹を胴の中に完全に入れます。

入れ方は下記です。


カチッと音がしたら入った証拠です。
また繋ぎ部分を横から見て隙間がない様でしたら成功です。

ゆるすぎたら紙の厚さを厚くして、硬くて完全に入らないと、
紙を薄くします。

当店はそうならない様に最初になるべく
つなぎ部分は固く入る様にしています。

以上です。

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三味線コラム-No.214 駒の位置(三味線亀ちゃん)

みなさんこんばんは。三味線亀ちゃんです。

今回は駒の位置について書きます。
駒の位置というのはとても大事で
駒の位置で音が大きく違ってきます。

三味線のジャンルによっても違うのですが
例えば下記の画像のように駒をつけます。

右から長唄・地唄・津軽三味線です。

基本的に音緒に近い方に駒をつけるとシャープな音が出ます。
撥皮の方に駒を寄せるほど柔らかく大きな音が出ます。

地唄は柔らかい音が好まれるので少し撥皮側に駒を付けます。
また長唄はシャープな音を好みますので音緒側に駒を付けます。

長唄ですと駒の位置は私の指で音緒から2本ほどでしょうか。

駒の位置が難しいのはこれを基本にして個人で駒の位置が変わります。
津軽の駒の位置があったと思いますが随分と撥皮側に寄ってますね。

津軽の音はシャープな方がいいので音緒側に寄せた方がいいように思いますが、
津軽は音のボリュームも欲しいので駒を上に付けます。

シャープな音と音のボリュームが欲しいとなりますと、
皮を強く張る必要があります。
そうしますと厚い皮を張らなければいけなくなります。
津軽の皮は厚いと言うのはこのような理由があります。

各ジャンルのプロの方は現在ホールなど昔に比べて、
大きな会場で演奏しますのでボリュームが必要になります。

ですので皮はやはり厚めとなります。
しかし演奏家によって演奏方法が色々ですので、
皮を厚くしますと弾きにくいとおっしゃる方もいらっしゃいますので、
演奏家の方にあった皮を使うのですが、
ある程度皮に満足していただけると
駒の位置で工夫して頂くことになります。

ここからは三味線を弾く方全体に言えることですが、

我々職人としては皮の張りを駒の位置で演奏する方が
音色を変えられる位のレベルにすることが大事です。

皮を張りたての時は駒の位置を撥皮側にして
演奏者の好みの音が出るようにしていただきます。

皮が緩んでくると音が変わってきますので音緒側に駒の位置を移します。

それで音緒側に駒を寄せても自分の好きな音が出なくなると皮が破れていなくても
張り替えの時期ということになります。

これが分かっていると自分の三味線の張り替えの時期というのが分かります。

まずはご自分の好みの音というのを見つけてその音が出る駒の位置を探してください。
駒の位置は決まっていなくご自分で探っていくものです。

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亀屋TV出演のお知らせ。

みなさんこんばんは。 三味線亀ちゃんです。

さて今回は当店亀屋のTV出演のご案内です。

今度の日曜日6/23 18:30より

地上波7ch 『モヤモヤさまーず2』に出演します。

お知り合いの方々に紹介しているのですが人気番組なので皆さん観てる方が多いいですね。

経堂に引越して初めてのTV出演です。

ぜひお時間のある方はご覧になってください。

観れない方は録画して見てくださいね。(笑)

私も当日は観れないので録画です。(涙)

今回はお琴での出演となります。

以前三味線は番組で取り上げられたようで、

お琴でお願いしますと依頼されました。

スペゲスさんがお琴を体験した事があったからかもしれません。

撮影風景の写真を載せますね。

モヤモヤさまーずHP

https://www.tv-tokyo.co.jp/samaazu2/

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三味線コラム-No.213 柘植の木撥(三味線亀ちゃん)

みなさんこんばんは三味線亀ちゃんです。
今日は撥先を柘植で作った木撥をご紹介します。

最近は木撥というと樫撥が多いいのですが、
手元は樫でも撥先を他の木を使っている木撥もあります。
当店は柘植の木撥も取り扱っておりますので、ご紹介します。

柘植の撥はご指名で使う方がいらっしゃいます。
女性の方が多いいでしょうか。
樫より柔らかいので三味線を弾く時に当たりが柔らかく弾きやすいようです。
柘植は櫛に使われるぐらいですので、木目が美しく色合いも綺麗です。
昔は”柊(ひいらぎ)”も使われていたようです。
三味線のジャンルによって奏法も違いますので、木撥の先も奏法に合った、
材料を使ったようです。
今はプラスチックの撥もありますので昔ほど木撥は売れませんが、
自然の材料は落としても削ったりして直して使えます。
再生して長く使えますので愛着がわきますよね。

値段は高いですが柘植撥はオススメです。

さて前回に続きイベントのご紹介です。
東京の紀尾井ホールで行われる
2019年7月27日(土)28日(日)13時開演 先着順 有料
“紀尾井の入門!2019 邦楽の手ほどき 学べる邦楽器”
をご紹介します。
色々な邦楽器や韓国のカヤグムも体験できちゃいます。
ぜひ体験してみたら如何でしょう!

7月27日土曜日のご紹介のページ(紀尾井ホール)
http://www.kioi-hall.or.jp/20190727s1300.html

7月28日日曜日のご紹介のページ(紀尾井ホール)
http://www.kioi-hall.or.jp/20190728s1300.html

以上三味線亀ちゃんでした。
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杵屋響泉先生がyahooニュースにお載りになりました。

こんにちは。三味線亀ちゃんです。
当店お客様杵屋響泉先生のインタビューがyahooニュースに
掲載されました
105歳で現役の三味線奏者です。
この度CDをソニーミュージックより発売いたしました。
当店でも販売しております。

yahooニュース掲載ページ
https://news.yahoo.co.jp/byline/tanakahisakatsu/20190608-00129205/

当店響泉先生CD販売のページ
https://e-kameya.com/cd/nagauta.html

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三味線コラム-No.212今日は邦楽の日です他 湿気対策。(三味線亀ちゃん)

みなさんこんばんは。三味線亀ちゃんです。
さて今日は色々な話題を書いていこうと思います。

最初は今日6月6日(木)は邦楽の日です。
6歳の6月6日に三味線・琴などの芸事を始めると
上手くなるという言い伝えがありまして、
私の所属している東京の邦楽組合が1985年に制定しました。
もちろん昔からこの風習はあります。
当店にも子供さんが三味線を始める時々親御さんといらっしゃいますが、
子供さんなので体格は色々なのですが経験上やはりおおよそ6歳位に
なりますと三味線をちゃんと持てるようになります。
6歳より小さいと手が上の勘所に届かないことが多いいですね。
その場合2番の三味線(小さい三味線)を使うことになります。
6月6日は”邦楽の日”覚えておいてくださいね。

さて次の話題は三味線の梅雨対策です。
梅雨時は三味線の皮にとって一番嫌な時期です。
皮が破れる事が多いい時期でもあります。
雨が降っている時というよりも梅雨の長雨が続き、
梅雨明けでカラッと晴れる時に皮が破れる事が、
多いいようです。
湿気で皮が緩み晴れると乾燥して皮が張ってきて
パン!と破れてしますようです。
このようにならないように胴の部分に湿気が入らないようにしましょうね。
三味線を弾きを終わったら三味線全体をツヤ布巾でよく拭いてから
(皮の部分も拭いてください。)和紙袋に入れましょう。
入れたら当店では紐をお付けしてますので、その紐をぎゅっと縛りましょう。
ぎゅっとですよそうすると湿気が入りにくいようです。
桐の胴板を入れるのも効果的です。
梅雨時にこの方法は何回かご紹介していますが、
梅雨時の今またお知らせしますので実践してくださいね。

さて次はイベントの紹介です。
今週の日曜日6月9日小唄連盟さんが定期的に行なっている
三味線の無料体験会が東京新宿の花園神社で行われます。
無料の会ですし最後はお師匠さん達の演奏も聞けます。
楽器や付属品は用意してくれますので手ぶらで行って構わないですよ。
主催 公益社団法人 日本小唄連盟
http://www.kouta-renmei.org/
電話03-5641-0830

7月6日(土)午後2時より東京の国立劇場で”親子で楽しむ舞踊・邦楽”が行われます。
舞踊・邦楽を『ふれる』『学ぶ』「見る・聞く」事ができます。
舞踊・邦楽を1日で体験できちゃいますよ。
予約開始されてますので是非ご予約ください!
国立劇場”親子で楽しむ舞踊・邦楽”のページ
https://www.ntj.jac.go.jp/schedule/kokuritsu_s/2019/7144.html

以上三味線亀ちゃんでした。
三味線亀ちゃん
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三味線コラム-No.211 糸を湿気から守る!(三味線亀ちゃん)

みなさんこんばんは三味線亀ちゃんです。
雨が多くなってきましたね梅雨入り東京も近いです。
今日は絹糸を湿気から守るというテーマで書きます。
絹糸は湿気させると良い事がありません。
音が悪くなるし切れやすくなるしダメですね。
お客様に糸を買う時に”絹糸はどれ位持ちますか?”と聞かれるのですが、
湿気らせなければ1年ぐらいは大丈夫ですよと答えています。
絹糸は湿気らせなければ持つんですよ。
お客様に”絹糸を湿気させなくするにはどうすれば良いんですか?”
と聞かれた時のアドバイスを書きますね。

当店で絹糸を売る時はビニール袋に入れてお渡しします。

このビニール袋には密閉ジッパーが付いていますので、
これをしっかり閉めて保管してください。
袋入りの絹糸もありますがこちらも同じように

ジッパー付きのビニール袋に入れると良いと思います。

さらにですねお茶っぱが入っている缶に入れる事を
オススメしてます。

中に密封できる蓋が付いているとさらにグッドです。

お茶缶にビニール袋に入れた絹糸を入れておけば、
梅雨時でも湿気ないと思います。
さらにお煎餅の袋に入っている湿気取りの乾燥剤を入れると、
もっと良いと思います。
当店は糸を保管していますがお茶箱に入れて保管しています。

このお茶箱は古いですよ。
私が物心付いてからありますから。
40年以上は使っていますね。でも現役バリバリです。(笑)
引っ越しの時も持ってきました。
ここに入れておくと絹糸は湿気た事がないですね。

これから梅雨ですので皆さんも糸の保管にはお気をつけて〜〜

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三味線コラム -No.210 昔の三味線収納(三味線亀ちゃん)〜続き

みなさんこんばんは。三味線亀ちゃんです。
ゴールデンウィークも終わり令和最初のコラムです。

前回は装飾された三味線タンスをご紹介しました。
他にはですね三味線掛けというのがあります。

画像の三味線掛けは2丁掛けですが、矢印部分の紐を結んで、
鴨居(かもい)に鴨居フックをかけてそこに紐をかけます。
そうしますと三味線掛けは鴨居の高さに三味線を吊るすことができます。
上手く考えましたね。部屋を縦に使えますものね。
日本の部屋は小さかったですから畳の上に置いてはかさばりますから、
鴨居の高さに三味線掛けを掛けて三味線おきにしたんですね。
やはり桐で出来ていますので軽くて掛けても鴨居も痛みません。
鶴と松の透かし彫りも入っていかにも日本的ですね。
しかし今はあまり出ませんね。
鴨居自体がない家が多いいですからね。
三味線掛けは昔の時代劇を観ていると時々部屋にぶら下がっていますよ。
時代劇を観る機会があったら部屋をよく観察してみて下さい。

あとは立て箱というのもあります。

この立て箱も桐で出来ていますので軽くて簡単に移動できます。
箱の部分に三味線の胴が入りましてやはり桐製ですので、
湿気を防ぐことができます。
さらに三味線を簡単に取り出せるので練習したい時にすぐに取り出せます。
三味線のハードケースに三味線を保管している方もいらっしゃいますが、
私は立て箱の方をお勧めします。使いやすいと思います。

立て箱は亀ちゃんの店でも売っていますから見てみて下さい。
https://e-kameya.com/accessory/kiri_tatebako.html

ゴールデンウィークも終わりましたがみなさんまたお稽古頑張りましょうね!

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クラウドファンディングご協力のお願い。

こんばんは。三味線亀ちゃんです。

今回はお客様のクラウドファンディングのお願いです。
津軽三味線プレーヤの史佳さんがニューヨークでのチャリティーコンサートの
クラウドファンディングをしております。
もしよろしければご協力お願いします。

ニューヨーク・カーネギーホール三味線チャリティーコンサートプロジェクト
https://n-ippo.jp/project/detail/507

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三味線コラム -No.209 昔の三味線収納(三味線亀ちゃん)

みなさんこんばんは。三味線亀ちゃんです。

さて今日は古い三味線を入れる収納ケース等を
みなさんにお見せしたいと思います。

三味線2丁タンスと箱見台をお見せします。

右が三味線タンスで左が箱見台です。
箱見台はお稽古の時とかにお師匠さんが自分の前に置いて、
譜本を入れていたり撥を入れたり唄の時に叩いて調子を取る
ハリセンを入れたりします。
とてもコンパクトに入るのでお稽古の一式を入れておいてとても重宝します。
今でもお稽古場に行くと置いてある時があります。
昔は必ずあったんですけども今は椅子でのお稽古等もありますので、
ない時もあります。畳の部屋も減りましたしね。
装飾が綺麗ですね。お揃いでお化粧したんですよね。アップにしますと・・

ちなみに上の平らなところをハリセンで叩いて調子を取ります。

綺麗ですよね。張ったんですね。布地を買ってきたのでしょうか。

矢印の部分に張ったんですね。今はどちらかというとシンプルが
良いとされているようであまり装飾はしませんね。
皆さん時間もないのかもしれませんね。
昔は装飾がある方が良いとされていたようですね。
自分の持ち物に装飾を施して長く使ったようです。
アール・デコ等の装飾を見ると過剰なほどされていますものね。
昔は装飾も全て手仕事でしたので価値があったのでしょう。
今は機械で出来てしまうのでシンプルの方が良いのでしょうか。
これは亀ちゃんの私見ですけど。

開けると三味線が2丁入ります。
このように向かいあわせる形と両サイドに三味線を吊るす形と
2通りの入れ方があります。
下に引き出しがあってそこに撥やら糸やら付属品を入れます。
桐で出来ていますので簡単に移動が出来て湿気を防ぐという事です。
湿気の多いい日本ならではの考えられた工夫です。

今回はこれぐらいで次回はこの続きを書きます。
皆さんもゴールデンウィーク楽しんでください。
亀ちゃんのお店も4/28(日)より5/6(月)までお休みします。
4/27(土)は営業しますので是非新店舗にお寄りください。

お待ちしてます。(^^)/
三味線亀ちゃん
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